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営業未経験だけど仕事の内容に興味がある、かつ、外資系企業への転職を検討している、といった人は求人選びや応募の際に迷うことがあるでしょう。日本企業での勤務経験しかなく、外資系企業は初めてということであれば、なおさらです。

しかし、営業職未経験であるからといって、外資系企業への転職ができないというわけではありません。

外資系企業によっては、未経験者を採用しているところもありますので、条件に合えば応募が可能です。

今回は、営業未経験者が外資系企業の営業職に転職を希望する際に、どういった点に注意して求人選びをしたらよいかについてご紹介します。

外資系企業の営業の特徴を知っておこう

外資系企業は、日本企業とはだいぶ様子が異なります。

外資系企業へ営業職として転職を検討する際は、まず特徴を把握しておきましょう。

外資系企業のタイプ

外資系企業とは外国資本が3分の1以上入っている企業のことで、外国資本の割合や、日本への進出形態により、主に4タイプに分かれています。

  • 海外企業が新規に設立した日本法人(外資100%)
  • 海外企業と日本企業が新規に設立した合弁企業
  • 海外企業が日本企業を買収・合併した法人
  • 海外企業の日本支社・支店、事業所

外資の割合が多いと、経営方針などに関して海外にある本社の影響を強く受けたり、主要ポストに就くスタッフのほとんどが外国人であったり、といったケースが多くなります。

また、外資系企業の営業職に就く場合、クライアントや取引先が外国人である可能性があることも頭に入れておきましょう。

外資系企業は成果主義

外資系企業は「成果主義」を採用しています。仕事で結果を出せれば能力が評価され、収入アップにつながります。

特に外資系の営業職は、インセンティブと呼ばれるボーナス制度があり、仕事の成果次第で、高額なインセンティブを得られることがあります。

また、外資系の営業職は、他の職種に比べて、インセンティブが高くなる傾向があります。

一方、仕事で結果を出すことができなければ、収入はあがりません。場合によっては、解雇されることもあり得ます。

外資系企業の営業職の収入の目安。未経験からでも高収入を狙えるのか?

外資系企業の営業は、他の職種と比べて平均年収が高くなる傾向にあるといわれています。

仕事の成果に応じて支給されるインセンティブ(賞与)が、外資系企業の営業職の場合、ほかの職種と比べて高くなるケースが多くなっているためです。

外資系企業の中でも、金融・保険関係、IT・情報通信、コンサルティング業界など、他と比べて収入が高くなる傾向にある業種では、平均年収は800万円以上になります。

外資系企業では、20代で年収1,000万円を超えるといったケースも珍しくありませんので、営業未経験から経験を積めば十分に高収入を狙えるのです。

もともと年収が高い業種の外資系企業の営業職は、インセンティブも含めた収入が自然と高くなります。

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外資系企業の営業職の仕事内容の特徴

営業職は、おおざっぱにいうと、商品やサービスを売る・受注するのが仕事です。つまり、企業の売上に直結する重要な立場の職種であるといえるでしょう。

そういった点では、日本企業であっても、外資系企業であっても、大きな違いはないといえるかもしれません

ひと口に外資系企業の営業職といっても、業界によって、仕事の内容はさまざまです。しかし、企業によって差はあるものの、単純に商品を販売するだけでなく、顧客フォロー、新規顧客開拓、マーケティング、企画など、売上をアップさせるための付随的な業務内容を併せて行うのが一般的です。

もし前職と同じ業界の外資系企業に転職する場合でも、営業職としての勤務経験がなければ、未経験者と同じ扱いです。

転職の際は、営業のノウハウや知識など、仕事内容を一から覚える覚悟で臨みましょう。

異業種の外資系企業に場合は、企業研究に加えて、応募を検討している企業が属する業界のリサーチも併せて行い、仕事内容を把握するようにしましょう。

また、あらかじめ、転職先の候補である外資系企業の営業にはどのようなスキルや資格が必要なのかを調べておくこともおすすめします。

外資系企業の営業職にはどの程度の英語力が必要なのか?

外資系企業に転職を検討する際に、最も不安に思うのが英語力でしょう。

企業や職種によっては、英語力をさほど重視しないところもありますが、書類の作成やメールのやり取りの際に必要な基礎的な英語力は必須だといえます。

本社が海外にある外資系企業で、マメジメントクラスや周りのスタッフのほとんどが外国人という場合などは、日常的なコミュニケーションに英語が必要になってきます。

また、外国のクライアントや取引先などと接する機会が多くなる外資系企業の営業職においては、高度な英語力が求められます。場合によっては、ネイティブスピーカーレベルの英語力が必要となるケースもありますので、営業職を選択する場合は、常に英語のスキルアップを心がけましょう。

営業未経験者でも転職しやすい外資系企業とは?

外資系企業は成果主義を採用しているため、基本的に、会社への貢献度の高い、即戦力となる人材を求めています。

そのため、外資系企業は経験者の方が転職しやすい傾向にありますが、企業により、未経験者であっても応募できるところがあります。

営業職で比較的転職しやすい外資系企業の業界は、保険やIT業界だといわれています。

特に外資系保険会社の営業職の求人募集は頻繁に行われており、これは、外資系保険会社の営業職の離職率が高いことが理由にあげられます。

外資系保険会社の営業職の給与は歩合制であることが多く、成果が出ない限り収入アップにはつながらないという厳しい面はありますが、転職先としは狙い目です。

一方、外資系IT企業はまだ成長段階にあり、特にインターネット広告関連の分野は今後も将来性があるといわれています。

営業職未経験であっても、IT関連の知識やノウハウがあれば大きなアピールポイントになり、転職の可能性が高まるかもしれません。

まとめ

外資系企業は即戦力となる人材を必要としているため、営業経験者を募集するところが多くなっています。しかし、企業によっては、営業未経験者を募集しているところもあり、その他の条件が合えば、応募が可能です。

また、未経験でも営業に準ずるような業務を経験しているといったことがあれば、外資系企業への転職の可能性は十分あるといえるでしょう。

さらに、外資系企業によっては転職しやすい業界もありますので、営業職未経験だからといってあきらめずに、応募を検討している企業や業界の研究を欠かさず行うとともに、応募可能な求人をリサーチするようにしましょう。