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外資系企業の中でも、「営業事務」は比較的転職しやすい職種であるといわれています。大学新卒とほぼ変わりない、社会経験の浅い20代前半や、未経験者であっても応募が可能であるためです。
会社の即戦力となる経験者を募集する外資系企業が多い中、営業事務は、外資系企業未経験者にとってねらい目の職種であるといえるでしょう。
今回は、外資系企業の営業事務職に転職を希望する人が、どういった点に注意しながら求人選びをしたらよいかなどについて、ご紹介します。
外資系企業の営業事務はさまざまな業界から引っ張りだこ
外資系企業の営業事務は、さまざまな業界の求人があります。外資系金融・保険会社、人材会社、IT企業、各種メーカーなど、幅広い業界で営業事務の人材を必要としています。
また、外資系企業の求人は非公開で行われるケースが多い中、営業事務の募集は公開で行われていることも多く、求人が探しやすいという特徴があります。こういったことも、外資系企業の営業事務へ転職しやすい理由かもしれません。
外資系企業で募集している営業事務の雇用形態は、日本企業同様、正社員、契約社員といったようにさまざまです。数ある求人の中から、自分のライフスタイルに合わせた求人を選ぶことができます。
外資系企業の営業事務は、派遣社員であっても、時給が高めのところが多くなっています。営業事務への転職を考えている人は、外資系企業への応募を検討するとよいでしょう。
外資系企業の営業事務に求められること
「営業アシスタント」と呼ばれることもある、外資系企業の営業事務の仕事は、日本企業のように、営業担当者をサポートすることに変わりはありません。
外資系企業の営業事務も、電話応対、各種書類の作成などから、クライアントの対応やフォローまで行い、場合によっては出張もあるといったような仕事内容になりますが、外資系企業によっては、仕事内容はそれだけに留まりません。応募条件に、どんどん業務領域を広げてほしいといった内容の記載をする企業もあります。
外資系企業の営業事務は、マルチタスクにフレキシブルに対応するスキルが求められる傾向にあります。外資系企業では、決まった仕事をこなすだけでなく、自ら積極的に業務を行う姿勢が大切です。
外資系企業の営業事務の給料はどのくらい?
外資系企業の営業事務へ転職を考えている人は、収入が気になると思います。
外資系企業や職種により給与体系は異なるものの、平均年収の相場は、ズバリ400万円代です。これは、日本企業に勤務する20代の平均年収と比べると高い数値になっていますので、外資系企業に転職することで、年収アップになるかもしれません。
また、同じ外資系企業でも、金融やIT・情報通信業界などでは、ほかの業種と比べて、収入が高くなる傾向にあります。そのため、外資系企業によっては、インセンティブ給を含め、20代で年収1,000万円を超える人もいます。
しかし、このような給与水準の人が多くいるわけではありません。業界や職種、応募時の年齢などによって差はあるものの、外資系企業の営業事務の給料は、平均年収の相場前後だと思ってよいでしょう。
場合によっては、前職よりも年収が低くなる可能性がなきにしもあらず、です。応募の際には給与体系をよく確認するようにしましょう。
未経験でも、外資系企業の営業事務へ転職できる?
外資系企業は成果主義を採用しています。そのため、即戦力となる人材を求めており、未経験者よりも、経験者の方が採用されやすい傾向にあります。
しかし、営業事務という職種は、未経験者であっても比較的転職しやすいといわれています。未経験者を積極的に採用している外資系企業もありますので、応募条件に合うかどうかを確認するとよいでしょう。
また、外資系企業の営業事務は、幅広い業種で需要があります。外資系の銀行、メーカー、広告代理店など、さまざまな業種で営業事務を必要としているということも、転職しやすいといわれる理由の一つといえるでしょう。
外資系企業の営業事務の求人選びのポイント
それでは、外資系企業の営業事務の求人を選ぶ際に、どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。
外資系企業の営業事務に必要な英語力
外資系企業への転職を考えている人は、どの程度の英語力が必要なのかが気になるところでしょう。
外資系企業の営業事務に必要とされる英語力は、応募先により異なりますが、英語ができてまず損はないでしょう。日常的にコミュニケーションがとれる、基本的な読み・書きができる、といった基礎英語力は必須だと考えてよいといえます。
また、上のポジションやキャリアアップを目指す場合は、さらに高い英語力が求められますので、常に磨きをかけるといった努力も必要です。
TOEIC850点以上、ビジネス英語必須、などといったように、必要な英語力が求人の応募条件に記載されていますので、応募の際は、内容をよく確認するようにしましょう。
年収アップを目指すなら、外資系の金融、コンサルティング、IT業界がおすすめ
同じ外資系企業でも、業種により、平均年収は異なります。外資系企業全体での平均年収は400万円代ですが、金融・保険、コンサルティング、IT・情報通信といった業界の平均年収は、倍の800万円以上です。
外資系企業の営業事務の平均年収は400万円前後であると述べましたが、上記の業界ように、もともとの給料が高い企業に転職すれば、この金額以上の収入が期待できます。
外資系企業の営業事務に転職して年収アップを目指したい人は、金融・保険、コンサルティング、IT・情報通信などといった企業への応募を検討することをおすすめします。
キャリアアップを目指す
営業事務は、キャリアチェンジの選択肢が広がります。
たとえば、営業事務は、営業担当者のサポート役を経験することで、営業の仕事内容を熟知しているわけですから、営業職へのキャリア転向もスムーズになるでしょう。外資系企業の営業職のインセンティブ給は、ほかの職種よりも高く、営業事務よりもはるかに収入がアップします。
または、経理事務など、より専門性の高い事務職へ転向したり、英語に堪能であれば、役員秘書になったり、といったことも十分可能です。
キャリアアップすることは、すなわち収入アップにつながります。外資系企業の営業事務に転職を検討している人は、その後のキャリアップも視野に入れて、転職活動するようにしましょう。
まとめ
外資系企業の営業事務は、さまざまな業界で需要があり、社会人経験の浅い若年層や、未経験者でも転職しやすい職種です。外資系企業への営業事務に転職を検討している人は、積極的に応募してみましょう。
その際、応募先の外資系企業で自分自身のキャリアアップが可能かどうか、よく見極めることも大切です。