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中途採用で転職に成功したにも関わらず、「失敗した」「辞めたい」と感じてしまうケースは多々あります。

しかし、転職後1~2年足らずでそういった考えに至ってしまった場合、「またすぐに転職してよいものなのか…」と悩んでしまうと思います。

今回は中途採用後1~2年で転職する場合の注意点や転職活動のポイントを解説していきたいと思います。

転職理由に納得感を持たせることが大変

中途入社の方がごく短い期間で退職される場合、次の転職先に対し、納得させる理由を考えることは大変です。

いかにもっともらしい退職理由を述べたとしても、「そもそもそのような会社をどうして選んだのですか?」と突っ込まれます。会社を選ぶ目のなさ、社会経験の甘さを突かれてしまうのです。

また、年齢が高くなるほど、短期間での退職へのペナルティは厳しいです。

退職理由を答えても、「そのご年齢で、そんな理由で辞めるのですか?」という圧迫面接が来ます。

こうしたことは残念ながら覚悟する必要があります。

どのような会社ならば「続けられるか」を考えよう

また、中途入社の再転職には、二度同じ失敗が許されない、というプレッシャーがかかります。

そのため、どのような会社だったら「前より長く続けられるか」を考えることは非常に重要です。

以上の点から、第二新卒の場合と違って、積極的に幅広く会社を応募するというよりは、転職志望先を絞り、企業研究を入念に行うという作業が必要です。

企業研究については、ご自身だけの情報収集には限界がありますから、プロの転職エージェントのサポートも有効です。

「失敗しました」と開き直る手もあり

例えば、A社:8年、B社:2年で、C社に応募する場合は、A社で一応頑張った期間がある分、多少は「失敗しました」という言い訳が立ちやすいのです。

また、転職した企業の業績が急速に悪化し、リストラ状態で転職することになっても、業界によってはまだ「会社選びに失敗しました」と言い訳することは可能です。

ただし、年齢と着いていたポジションによっては、こうした言い訳が無駄な場合もありますから注意が必要です。

転職を繰り返さないための職場選びが重要に

長く頑張れる会社を、長く粘り強く探す

転職活動の基本的な戦略は、長く頑張れる会社を軸に、長期化しても粘り強く探すことに絞られます。

今度は頑張って仕事の成果を出さなくてはなりません。

そのモチベーションを維持できそうな企業、組織体制やサポートが整っている企業をきちんと選んでいく必要があります。

そのため、活動する上での資金的な準備や、周囲のサポートを得ることなど、様々なリソースをできるだけ整えていくことも大切です。

また、転職エージェントにこうした意思を明確に伝え、紹介先を慎重に選択してもらうよう要請しておきましょう。

条件を落とせるかを考える

もう1つ、考えなければならないことは、現職より条件を落とした転職活動が可能か?ということです。

無理に下げる必要はありませんが、第二新卒と違い、中途入社の競争相手は、より職歴内容が良い転職者です。職歴が短い転職者はどうしても不利になります。

多少条件を落として転職することになっても、長期的には、成果を出すことによって、年収やポジションなども挽回するという発想が持てると、転職活動の幅を広げる事が可能になります。

まとめ

せっかく入社した会社を1・2年で辞められることについては、それなりの事情があったことと思います。

しかし、応募先企業は、選ぶ立場なので善意に解釈してくれません。

最後に申し上げたいことは「打たれ強くなってください」ということです。

弱い立場に立たされた人間に、どれほどの冷たい仕打ちがあるか、まざまざと実感させられると思いますが、ここを突破すれば、困難な時期を乗り越えたという、かけがえのないキャリアになります。

ぜひ、最後まで頑張り通してください。