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訪問リハビリテーション(以下、訪問リハビリ)に興味はありませんか?

在宅医療を推し進める国の施策もあって、訪問リハビリは理学療法士にとってメジャーな転職先の一つになっています。

しかし、新人を含む若手が多い理学療法士ですが、訪問リハビリにはある程度の臨床経験が必要とされています。

ということは、経験を重ねた理学療法士が転職先として考える際に重要な候補になるんです!

また別の記事で説明しますが、ぶっちゃけ給料もいいです(笑)

そんな魅力的な転職先である訪問リハビリの仕事内容を実際の経験を踏まえながら大公開しちゃいます!

訪問リハビリならでは仕事内容の特徴

訪問でのリハビリ業務を行うと、まず病院や施設との違いに戸惑うことがあります。

その点に関しては訪問看護ステーションからのリハビリ(以下、訪看リハ)も共通していますので、また訪問看護で働く理学療法士の仕事内容の記事で紹介していきたいと思います。

そこで、今回は訪問リハビリと訪看リハでの違いに着目して、訪問リハビリならではの仕事内容を見ていきたいと思います!

以下に訪問リハビリの仕事内容を3つの特徴に分けてみました

  1. セラピスト間の連携が魅力的!
  2. いざという時は他職種に助け舟を
  3. リハビリのゴールが明確になりやすい

どうでしょうか?正直これだけでは、どんな仕事内容かわかりませんかね。すいませんm(_ _)m

各項目の説明を見ていただければ訪看リハビリとの違いを納得していただけるんじゃないかと思います!

それぞれ詳しく説明していきます。

1.理学療法士同士の連携が魅力的!

訪問リハビリはご承知の通り、病院やクリニック、介護老人保健施設で併設されるサービスです。

そういう点ではデイケアと似ていますね〜。

そのため、訪問リハビリの理学療法士が他の業務と兼務していたり、そうでなくても同じ施設内に理学療法士が複数名いる場合も少なくありません。

つまり、施設で利用者さんを治療していた理学療法士と直接連携が取りやすく、場合によっては、施設で治療した後、継続して訪問リハビリでもリハビリを実施できることもあるんです。

「訪問看護ステーションにだって、理学療法士が何人かいるよ」

と思われた方もいるかもしれません。

確かに、訪問看護ステーションにも複数の理学療法士が所属することも多くなっています。

そのため、理学療法士同士の連携はとれます。

でも、入院中の様子や退院直前の状態などはサマリーやカンファレンスの時くらいしか知ることができません。

ということで、訪問リハビリでは施設などで働く理学療法士と、直接的な連携が取りやすくリハビリが実施しやすいのです!

2.いざという時は他職種に助け舟を

しつこいようですが、訪問リハビリでは病院や施設に所属しています。

そのため、すぐ近くに看護師だけでなく、医師や薬剤師、管理栄養士、介護福祉士などの多職種の専門職がいるはずです。

ということは、もし利用者さんのことで気になることがあれば、他職種の専門職に質問することができますよね!

私も訪問リハビリの業務を行っている際に、よく利用者さんの栄養状態の管理に、栄養士さんの助言をもらったりしてました!

この点に関して、訪問看護ステーションでは基本的に看護師との連携が多くなってきます。

しかし、その他の職種となると、同じ事業所に所属している職種は多くありません。

その点で、訪問リハビリの方が他職種に気軽に相談できる環境が整っている場合が多いのです。

3.リハビリのゴールが明確になりやすい

訪問リハビリと訪看リハビリでは加算に大きな違いがあります。

これは、訪問業務に携わる人でなければ、理学療法士でも意外と知らないのではないでしょうか?

以下の3つの加算は訪問リハビリテーションに特有の加算です。

  • リハビリテーションマネジメント加算
  • 短期集中リハビリテーション実施加算
  • 社会参加支援加算

これらの加算は、訪問リハビリを提供する上で、ICFでいう「活動」や「参加」に結びつく目標をしっかり定め、達成していくことを評価したものです。

もちろん訪看リハビリでも上記のような視点は必要です。

しかし、加算を算定しているような事業所では、よりその傾向が強い場合があることを忘れないようにしましょう!

また、訪問リハビリでは、同じ事業所の施設から退院または退所直後の在宅生活におけるリハビリを実施する場合も多いため、目標が明確化しやすく、その達成に向けてリハビリを行いやすいのです。

訪問リハビリのここが大変!訪問リハビリに転職する際の注意点

今度は訪問リハビリの大変な点について紹介していきたいと思います。

ただ、訪問業務全般に見られるような注意点や大変な点は、先程のテーマと同様に訪問リハビリと訪看リハビリで共通しています。

記事の内容がかぶっちゃうので、訪問看護での理学療法士の仕事内容の記事を参考にしてくださいm(_ _)m

訪問リハビリに特化して見られる注意点や大変な点を2点紹介します。

1点目は訪問に理学療法士しか関わってないことがある点です。

訪看リハビリでは、多くの場合、訪問看護師も関わっているため、体調管理やリスク管理の点で、看護師との連携を密に取れます。

しかし、訪問リハビリで理学療法士しか関わっていない場合は、直接関わっている看護師と連携をとることができません。

そのため、経験が少ない場合は、不安に感じるかもしれませんね。

もう1点はリハビリ指示書に関する点です。

これも、訪問業務を行っていない方は知らないと思いますが、訪問リハビリを行う場合は、主治医ではなく、訪問リハビリを行う事業所に所属する法人の医師の指示書が必要になるのです。

そのため、事務手続き上の手間や医師の指示が不十分といったデメリットがあり、訪問リハビリの発展を妨げとなる制度となっているんです。

訪問リハビリの魅力を知って楽しく働こう!

訪問リハビリは転職を考えている理学療法士にとってとても魅力的な仕事です。

今後は、加算の傾向を見ても、訪問看護ステーションからのリハビリより訪問リハビリの方が評価をされる可能性もあります。

そのため、訪看リハと訪問リハビリの違いを知らずに就職すると、少し戸惑いを感じちゃうかもしれませんので、是非仕事内容を知っておきましょう!

しっかり仕事内容の違いを把握した上で、「訪問リハビリがしたい!」と思えば、転職サイトを活用して、訪問リハビリを実施している法人をしっかり選択しましょう♪