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IR担当者 × 求人・転職

IR担当者の求人・転職動向

求人件数の地域差

IR担当者は本社直下の部署に配属されている例が多いこともあり、求人情報の募集元としては東京都を中心とした関東地方に立地している企業が多く見られています。

そのほか地方でも都市部に拠点を置いている会社などで採用活動は行われていますが、特に分業化が進んでいる求人元はやはり大都市のオフィス街にある企業が高い割合になっています。

未経験からの転職

IR担当者としては即戦力としてすぐに実務へ加わることのできる人材が優先されている向きがあり、また自社を代表して株主や投資家へ話をする機会も多いため、未経験で採用されることは簡単ではありません。

実務経験の多少についてはキャリアが浅いという場合ですと業界の情報、自社の商品やサービスなどに関するくわしい知識が経験を補って採用につながる可能性は十分にあります。

非常勤の採用

業務上の必要からIR担当者の非常勤スタッフが募集されているケースもあり、当初は非常勤として採用されても仕事ぶりなどから後々に正規職員として登用される事例があります。

正職員としてではなくても、経験を積むという意味では大いに意味のある働き方となっています。

非常勤職員としての経験は同じ職場で正社員登用をめざして働くにしても、また別の職場を探すにしても経験者としての経験値が上がり採用へのプラスになるのです。

IR担当者の求人を選ぶときに見るべきポイント

企業としての風通しの良さ

IR担当者は自社に設けられている部署のことをすべて理解していることが求められ、進められている事業戦略のことなども漏らさず把握していなければなりません。

それぞれの部署について精通するためには日ごろからのコミュニケーションを欠かすことができず、社内の雰囲気が良くてスムーズなコミュニケーションも図られているということであれば、仕事を進めやすい職場であるということができるでしょう。

教育制度の充実

IR担当者として採用された以上は組織としての自社、またこまかな事業内容のことなどもただちに理解しなければなりません。

入職してすぐにすべてを理解するということには難しさがあって自力で勉強するにも限界があるところですが、研修の場などがあって知識を得る機会になっていればそのあたりもカバーすることが可能です。

IR担当者として採用されるためのポイント

採用に有利な資格

IRプランナー

CIRP(Certified IR Planner)とも呼ばれる資格であり、日本においてはじめてとなるIRの資格として特定非営利活動法人日本IRプランナーズ協会が認定しています。

IR活動に必要とされるスキルを備えていると証明するものであり、まさにIR担当者として働く上での適性を示しています。

IRC

正式名称はインベスター・リレーションズ・チャーターといい、全米IR協会(NIRI)が2015年に立ち上げたばかりのものです。

IR担当者として求められているニーズに応え、IR活動にあたる専門スタッフとしての力証明するものになっています。

語学のスキル

大企業をはじめとして海外へ事業の幅を広げている会社が増えてきているため、IR担当者も語学力を備えていることで実務に役立つ機会は多々あります。

国外の株主や投資家も少なくありませんから、実際にやりとりを行う上では日常会話レベルにとどまらない外国語スキルがあると理想的です。

将来的な海外への展開を検討している企業も含めて語学に長けているスタッフは貴重な存在ですから、過去に海外で仕事をした経験などがあれば採用選考でも積極的に前面へ押し出したいところです。