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転職をする際に、独立をするための準備期間として行動する人もいます。あなたの働く職種・業界によって独立しやすいかどうか決まってくるのです。そこで今回は、独立を考えている人におすすめの職業を紹介します。

独立・起業をする前に転職をした方が良い理由

まず初めに独立・起業をする前に転職をした方が良い理由について見ていきます。ここには「成功のエッセンス」も書いてあるため参考にしてみてください。

経営の勉強になる

転職することで経営についての勉強をすることができます。特に人数が少ないベンチャー企業への転職だと、たくさんの仕事を任せてもらえるため、自分が独立する際に参考となる内容もたくさんあります。

例えば、コンピュータシステムの会社を経営したいと思っているのであれば、その類のベンチャー企業へ転職しましょう。すると独立した際に生かせることがたくさんあるはずです。

自分のスキルを高めることができる

現在勤めている会社に長年いても仕方ない場合は、転職先企業でステップアップした方が起業した際に成功しやすいです。やはり、いくら接客対応が良かったとしても仕事ができる人でないと顧客はついてくれません。自分がどういった事業形態で独立をしたいかしっかりと意識して、転職先企業を選びましょう。

転職をすることで人脈が増える

会社を変えることで新しい人との交流も増えますし、転職したことによって取引先とのつながりも新たにできます。そのため、独立した際に顧客になってくれる人を増やすことが可能です。

さらに人脈が増えることによって、口コミで紹介してくれ顧客が増えることも期待できます。

転職から独立開業・起業までのプロセス

ここからは本題でもある「転職~独立」までの順序を紹介させていただきます。意識することで、独立までのステップも踏みやすくなるでしょう。

ステップ1.転職先職種を決める

自分がどういった事業の起業・独立を行うかを基に転職先を決めましょう。例えば、カフェを経営したいのであれば「コーヒー専門店」への転職と言うように、目的に合った会社を選ぶことが重要です。ここで失敗してしまうと、起業への道は閉ざされてしまいます。

ステップ2.顧客になりそうな人には、どこへ転職するか伝えておく

実際会社を退職することが決まったとしても、そこでの人脈を切るのはもったいないです。そのため、顧客になってくれそうな従業員や取引先の担当者には、自分がどこへ転職するかを伝え連絡をとり続けることが大事です。

現在では、LINEやフェイスブックなど「SNS」で気軽に連絡をとれるため、月に1度は連絡をしてみましょう。すると、関係も切れにくくなります。

ステップ3.仕事を任せてもらう

転職後仕事の基礎を覚えた後、仕事を任せてもらえるようになります。業務を任せてもらったら、社内で良い成果を出すことを意識しましょう。

例えば「営業職であれば売上実績を作る」さらに、「事務系の業務であれば、ほかの人よりも早い時間で業務を済ませる」と言うように、工夫することであなたの評価も上がるでしょう。

ステップ4.社内外で知り合いを増やす

独立する前には人脈も大事です。そのため、取引先などいろいろな人との結びつきを作っておきましょう。

また社外でも「異業種交流会」へ参加すると言うように、知り合いをどんどん作ると良いです。すると独立後に、顧客がつきやすくなるため出だしも順調になるでしょう。

ステップ5.管理職に就いて1年働いたら独立

このステップ5については、そこまで気にしすぎる必要はありません。もし、現状のあなたがこの状態であれば、独立をする目安です。ただここまで達していない人であっても、独立願望が既に強い人は、管理職になる前に転職するのもベストだと言えます。

管理職になった方が良いと紹介した理由は、大勢の従業員を管理するため独立した際に、人を雇うとなったときに助かることも多いため一応挙げました。

将来起業したいなら転職先にここを求めよう

自分の独立を成功させるためには、どう言った会社で働くかが重要です。そこでまず初めに、独立を視野に入れて働く際の会社選択のコツをご紹介します。

仕事をどんどん任せてもらえる

業務を入社当初から任せてくれる会社は、独立に最適でしょう。なぜならばたくさんの経験を積むことで、自分にスキルも身に付くためです。最近では、社歴に関係なく重要な仕事をさせてくれる会社も多いため見つけてみましょう。

例えば求人票に「どんどん仕事を任せます」あるいは、「年齢関係なし!出来高評価」と書いてある企業はこのパターンが多いです。ただし、全てが本当だと言う場合ではないので転職エージェントから内部情報を聞き出すことも重要ですよ。

1人での仕事をたくさん振ってもらえる

自分1人で仕事を行うことができる会社も、起業をする上では最適な場所だと言えます。特にある程度の責任が自分にのしかかる、プレッシャーが大きい仕事だと頭の中をフル回転させて仕事に取り組めるため力が付きます。

さらに仕事の成果を残すことができると、出世するのも早くなり重要な仕事を次々と任せてもらえるため自己処理能力も身に付くでしょう。特に営業職だと基本1人で行動するため比較的自分の独断で仕事を行うことができます。

今後数十年後も役立つ仕事ができる

仕事内容について、現代だから成り立つものもあれば数十年後も生き残っている内容までいろいろあります。あなた自身が独立した際に、事業を維持することができそうな業務内容の会社で働くことをおすすめします。

例えば今後は高齢化が進んでいくから「介護」ビジネスに参入すると言うように、時代背景から考えてみると良いでしょう。

チェーン展開を考えている人は「フランチャイズ展開」している会社を選ぶのも一つの手

フランチャイズとはお店の看板やノウハウを使いながら、自分で経営を行うことを言います。例えばセブンイレブンやローソンなどコンビニや飲食店によく見られます。

フランチャイズ展開している会社へ転職することで、お店を出すときの立地条件や原価や仕入。さらに売上を上げるための秘訣など、さまざまなことを学べます。そのため店舗を開業するときに役立ちます。

次の章からは独立願望が強い人へおすすめする職業を紹介します。

職種・業界別の起業イメージ

営業職から起業

営業職からの起業は正直、一番ポピュラーだと言えます。と言うのも、外部の会社と接する機会も多く、人脈もたくさん作ることができるため成功しやすいです。

しかも、会社時代に知り合った人だと「〇〇会社の××(名前)」と言うように、大企業で働いていた人は顧客を作るときに役立ちます。どういう形でどこに独立したいかを考えたうえで、営業先を選ぶとさらに独立して成功する確率も上がるでしょう。

接客業から起業

接客業からの独立も、コミュニケーション能力や接客スキルが身に付くため最適です。特に対面販売などで独立したいと考えている人には接客業で働くべきだと言えます。雑貨屋の店員などお客様をどんどん取り込むための技術を学ぶことができるでしょう。

さらに、あなたが働いていた店の近くで出店して独立することで、顔なじみの人も増えているため常連客もつきやすいはずです。

マーケティングから起業

商品を売り出すためには「マーケティング」も大事です。市場調査や商品PRの方法など消費者に関心を持ってもらうための技術を盗むこともできるため、独立する際も役立ちます。

例えば、「企業の商品をマーケティングする会社を設立」あるいは、「自分で商品を作り出し売り込むために役立てる」と言うことをすると良いでしょう。

商品開発から起業

商品開発の技術を身につけるのも独立するうえで役立ちます。例えば飲み物を製造したいのであれば、実際に飲み物を開発している研究所で学ぶ。

また自分の服を売りたいのであれば、デザイナーになると言う選択肢があります。自分が何を開発したいのか考えて転職することが重要です。自分で何か商品を生み出しながら企業の経営をしたいと言う人は参考にしてみてください。

建設業から起業

家やビルなどを建てる建設業から独立をすることも可能です。技術を身につけた後は「個人工務店」として、地元の家を建てる。あるいはそれ以外にも、家のリフォームを行うと言うこともできます。独立すれば、全て収入は自分に入ってくるため安月給で働く必要もなくなるでしょう。

経営コンサルタントから起業

中小企業を中心にどういう経営方法を行えば良いのかアドバイスするのが「経営コンサルタント」です。会社の収支だけではなく時代背景などいろいろな視点からアドバイスする必要があります。

これを本気で目指すのであれば、「日商簿記検定」や「中小企業診断士」の資格をとっておくことをおすすめします。信頼度も増すため、顧客も増えていくはずです。街の「中小事務所」として運営するのが良いでしょう。

システムエンジニアから起業

システムエンジニアとは、パソコンの不具合や新しいシステムを開発する人たちのことです。実際にフリーランスとして働く人も増えています。最近では、クラウドシステムを利用しての依頼もあるため、外回りをしなくても稼ぐことも可能です。

スキルを付け、どれだけ効率的に仕事をこなすことができるかが勝負だと言えるでしょう。

美容師から起業

美容師は独立する人もとても多いです。独立するには主に2点方法があります。1つ目は単独で店舗を持つ。2点目はフランチャイズチェーンの運営会社より店舗を借りて営業する方法です。

1つ目の方が初期費用はたくさんかかりますが、収入が全て手元に入ってきます。2つ目は初期費用は少なく済み、運営方法についてアドバイスをくれますが収益の何%かは持っていかれてしまいます。どちらが良いかはあなたの考え方次第です。

飲食業から起業

飲食業では、接客や調理などあらゆることを学ぶことができます。そのためレストランやカフェを開きたい人にはピッタリです。独立する方法も、さきほど美容師で紹介した内容を参照すると良いでしょう。

ただし住んでいる人の層など街の環境を下調べしてからでないと、お客様がつきづらくなる原因になる恐れもあるため要注意です。また、保健所への届け出など申請しないと営業することができないため確認しておくことも忘れずに。

実際に転職した後に起業へ成功した人を紹介

それでは最後に、実際起業に成功した人を紹介させていただきます。自分自身のイメージに当てはめながら閲覧してみてください。きっと勇気が出るはずです。

20代男性(飲食店→カフェ経営)

この男性は18歳で全国展開のカフェで働き始めました。しかし、接客、調理、店舗運営と経験をした後に数店舗を管理する「エリアマネージャー」として働いていたのですが、カフェを開きたいと思ったため25歳でカフェを展開する会社へ転職することにしました。そこでコーヒーの注ぎ方や、メニュー開発などを行いその経験を生かして、10席ぐらいの小さなカフェを経営することにしました。

初めはお客様が少なかったですが、そのうち街のカフェとして定着するようになったのです。現在では口コミなども広がったおかげもあり、フランチャイズ店舗として3店ほど運営しているとのことです。

20代女性(服のデザイナー→服屋の運営)

デザインの専門学校を卒業した彼女は20歳で服のデザイナーとして働くことに。就職する前から、ゆくゆくは自分のブランドの服を独立して販売したいと言う夢を持っていましたが、接客スキルを磨きたいと思い、服屋の店員になります。転職後は店長まで出世し商品の陳列方法や、売上管理など行いました。

そしてトータル8年ほど会社員として働いた後に、自身で「セレクトショップ」を開くことにしたのです。店舗の運営については、コンサルタント会社を利用し乗り越え、現在では従業員を5人雇って営業しています。

30代男性(システムエンジニア→パソコン教室の運営)

システムエンジニアとして大手のパソコン会社で働いていた彼は管理職だったため、いろいろな従業員の面倒を見ることに精一杯で、自分の仕事をこなすのも難しくなってきました。そこで将来独立をして、自分の好きなように働きたいと思った彼は、経営の勉強をしたいと思い同じ職種のベンチャー企業へ転職したのです。

残業は多かったですが、その分従業員は少なかったため、1人でたくさんの仕事を行うことができました。さらに経営についても学ぶことができました。

そんなあるとき貯金が1000万円ほど貯まったため意を決して高齢者向けに「パソコン教室」を開くことに。パソコン10台ほどをレンタルで借り、現在では月に50万円程度稼ぎだしているようです。

30代女性(経営コンサルタント会社社員→経営コンサルタント会社を運営)

最後に紹介する彼女は、経営コンサルタントとして会社に雇われ、実際に自分の事務所を作って独立したと言うツワモノです。実は15年間で4社の経営コンサルタント会社で働いていたのです。

またどの会社でも、終電で帰っていた彼女ですが、通勤途中や帰宅してからも知識を身につけるため、「中小企業診断士」の勉強をしていました。

4社で得たさまざまな知識と、勉強熱心だったと言うこともあり社内外でも信頼される人材でした。ちなみに独立する際は、自分の担当だったお取引様に伝えたため顧客には困らなかったとのことです。

まとめ

独立するには、会社での働き方も大事にする必要があります。たくさんの実績を積むことで、取引先からも信頼されやすくなり顧客を増やしやすいです。独立を成功に導くための支えになってもらう人を探すと言う意味でも、あなたの将来ビジョンに合った会社を選択し、数年後の人生を明るいものにしましょう。