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購買・資材調達

購買・資材調達
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仕事内容

購買・資材調達担当者の役割

原価面からの貢献

資材をいくらで購入するかということは最終的に商品の価格設定や企業の利益をも左右することになりますから、つまり購買・資材調達担当者は原価の面から自社の利益に貢献する役割を担っています。

利益率を少しでも高めるために、新規の調達にあたっては入念な事前調査を行う必要があります。

仕入れ先の管理

●開拓と関係構築
仕入れにかかる費用を最大限に抑えるべく、複数の仕入れ先を確保してその都度使い分けることも購買・資材調達担当者にとって重要な役割です。

調達に際しては仕入れ先それぞれから見積もりを取って交渉しながらもっとも良い条件の業者を選定し、各業者とはその後の仕入れでも良い条件が提示されるよう良好な関係を構築していきます。

●情報の収集と管理
購買・資材調達担当者はいくつもの業者と取引関係を持ちながら、常にまた別の仕入れ先を開拓すべく情報収集することが役割として求められます。

トラブルが発生するなどして取引先を変更しなければならないとなったときにもスムーズな対処をすることができるよう、絶えず新しい情報を収集し続け社内で共有することができるよう資料にまとめておくなどする必要もあります。

納期と在庫の管理

特に規模が大きい企業ですと次々に発注した資材などが納品されてくるため、購買・資材調達担当者はどこから何が届けられるのかについてしっかり把握しその納期や在庫を管理することも役割となります。

一般的には在庫にある程度の余裕を持たせておき、社内で急な必要が生じたといった場合にも迅速に対応することができるようにしておきます。

購買・資材調達担当者に向いている人

臨機応変な対応力がある

購買・資材調達担当者は社内の生産部門と仕入れ先との間に立って仕事をしますから、いつ予想していなかった突発的な事態が起こるかもわかりません。

発注した通りの量が納品されないなどといったトラブルが発生したときに手をこまねいているだけでは自社の事業が立ち行かなくなりかねないため、そこで臨機応変に対応する力が必要とされます。

この場合、例えば「関係する社内部門に工程の変更を依頼する」「別の仕入れ先に都合をつけて不足する資材をカバーする」といった対応にあたります。

調整力がある

一定規模以上の企業になると購買・資材調達担当者のもとでスタッフが動くことになり、社内でかかわり合う部署も多くなります。

急に資材の必要が生じたときなどにも関係各所と調整を行い、業務に遅滞が生じないよう力を尽くさなければなりません。

この場合、例えば「必要に応じてスタッフを動かし仕入れ先へ引き取りに行ってもらう」「物品を必要とする現場へ直接届ける」といった対応が求められます。

購買・資材調達担当者として働きながら身につくもの

情報を取り扱う力

購買・資材調達担当者が仕入れ先を開拓するにあたっては業者の事業規模などいろいろな情報を調べることになり、膨大な資料から自分以外のスタッフが目にしてもわかりやすい情報へと加工することが必要です。

実務にあたっている中で的確に情報を分析する力が身についていき、パソコンスキルも含めてかなりのスキルアップにつながります。

上位職へキャリアアップする上で必要な知識

購買・資材調達担当者として仕事をしていると社内で行われている取引の動きなどを一通りつかむことができ、企業のあり方についても深く知ることができます。

人材として後々経営陣に加わるようなケースも少なくなく、キャリアアップしていく上でも業務を通じて得られた知識は十分に役立てることが可能です。