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この記事では、「転職エージェントとは」というテーマでサービス内容や種類を紹介していきたいと思います。
転職エージェントについて知らない方はもちろん、知っている方でも使う前のおさらいとして参考にしてみてください。
転職エージェントのサービス内容
転職エージェント(別名:人材紹介会社)。
そもそも、転職エージェントとは正式な名称ではなく、法律上は「有料職業紹介事業」といいます。
職業紹介とは、求人及び求職の申込みを受け、求人者と求職者との間における雇用関係の成立をあっせんすることをいい、これを手数料または報酬を受けて行う事業を有料職業紹介事業というのです。
転職エージェントは、この事業を行う許可を国から得なければなりません。エージェントのオフィスで登録するとき、入口に許可証の掲示が義務付けられていますので、ご覧になった方もいらっしゃると思います。
転職エージェントというビジネス
では、有料職業紹介事業とは、具体的にどんなビジネスでしょうか。
非常に重要な点ですが、有料と書かれているものの、皆さんから一切お金をもらうことはなく、皆さんを紹介する転職先から紹介手数料をもらう形のビジネスであるということです。
転職エージェントは、紹介先とあらかじめ契約を締結し、皆さんが紹介先で転職に成功した場合の成功報酬を決めています(大半は、想定年収の25%~30%)。
ここでいう転職に成功とは、たんに内定が取れただけではなく、正式に入社するということです。
つまり、皆さんが転職エージェントを通じて、紹介先に入社してくれれば、百万単位で手数料が入る一方、入社しなければ、1円にもならないのです。
このハイリスク・ハイリターンなビジネス構造が、転職エージェントとあなたとの関係にも影響しますので覚えておきましょう。
転職エージェントの種類
パートナーを組む転職エージェントはどう選べば良いでしょうか。ここでは、「国内系か外資系か」「総合型か特化型か」という2つの視点から4種類の転職エージェントの種類を説明し、その選ぶポイントを考えてみましょう。
国内系
国内系の転職エージェントとは、文字通り日本国内で設立された転職エージェントです。
上記の通り転職エージェントはハイリスクなビジネスのため、多くの転職エージェントはいわゆる総合人材サービス、つまり、人材派遣や求人サイトの運営といった事業の多角化の一環としてサービス提供されています。
国内系の転職エージェントの特徴は、転職書類の添削や面接指導など、転職者へのサポートに力を入れている企業が多いこと。
一方で、転職期間だけ転職活動をサポートする性格の転職エージェント多く、中には利用期間を半年などに制限しているところもあります。
また、営業上の成果を強く求められるため、転職者に対し、応募する企業を幅広く勧めたり、いったん内定が出た企業への入社を勧めたりするなど、転職者に対し、押しが強い態度を取るエージェントが多いのも特徴でしょう。
総合型
転職する業界や職種に特に限定はなく、紹介している転職エージェントです。大手で人材派遣を兼業している、国内系の転職エージェントに多くみられるもので、強力な営業力をバックに、幅広く求人情報をサーチしているのが特徴です。
皆さんも転職活動を始めた際は、まずは国内総合型の転職エージェントに登録することで、今の自分の市場価値や転職市場の情報を幅広く調べることをお勧めします。
外資系
外資系の転職エージェントは、外国で設立されたり、本部が外国存在したりする転職エージェントです。
エージェント(代理人)という言葉通り、代理人に徹するタイプがほとんどで、国内系のように慣れない転職者に職務経歴書の書き方を指導するなどの転職サポートはほとんどありません。
日本の転職者からするとビジネスライクでドライに感じる一方、年収交渉などエージェントとしての専門領域には徹底して長けたエージェントが多く、「やることはきちんとやってくれる」のが特徴です。
また、エージェントとしていったん担当者が決まると、10年単位の長い交流ができるので、継続的な転職市場の情報収集ができます。
得意とする紹介先は、やはりグローバルな外資系企業。国内系にはない独自の非公開求人をたくさん持っており、外資系には滅法強いです。
外資系企業で語学力を活かして活躍したい方にはオススメの転職エージェントです。
特化型
これに対し、国内系の中小の転職エージェントは、業界や職種を特化させているところが多いのが特徴的です。営業力に限りがあるのでリソースを、自分の得意な分野に集中させる事情があるからです。
転職活動する職種、業界が決まっていて、活動に余裕がある方は相談してみると、意外なお宝求人に巡り合えるかもしれません。
ここまで、ざっくりと転職エージェントについて解説してきましたが参考になりましたでしょうか。
転職エージェントを使うことは転職活動を優位に進めますが、まずはどんなサービスか理解した上で使っていきたいですね。