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貿易業務・国際業務

貿易業務・国際業務
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仕事内容

貿易業務・国際業務担当者の役割

輸出入にかかわる

●輸入
海外から輸入されてきた品物は税関において輸入許可を受けるまで、保税地域に置かれることとなります。

貿易業務・国際業務担当者はそこで必要な手続きをとり、品物を国内へと持ち込むことができるよう役割を果たします。

●輸出
海外へ輸出しようとする品物は税関からの輸出許可が得られるまで、保税地域で留め置かれています。

そこで品物を国外へ輸送することができるよう段取りをとることが、貿易業務・国際業務担当者にとっての役割となります。

輸出入に際して具体的には、「輸入申告・輸出申告」「税関検査」「関税や消費税の納付」などを行います。

決済にかかわる

貿易業務・国際業務担当者は品物の取り扱いにとどまらず、代金の回収や支払いといった決済業務も担当します。

日本国内における一般的な取引では信頼関係などを踏まえた掛けによる売買が主流となっていますが、輸出入に関しては信用状決済が多くインボイスやパッキングリストなどといったさまざまな必要書類を準備することも役割となるのです。

国際業務にかかわる

グローバルなビジネスを展開している企業において、貿易業務・国際業務担当者の存在は必須となります。

国外の仕事相手とかかわるあらゆる業務を担当する可能性が、役割として求められています。

業務内容は多岐に渡ります。

  • 国外に置かれている事業拠点との連絡役
  • 国外で行われる会議などへの参加
  • 外国語を使った契約書や見積書などの作成
  • 海外での営業活動

貿易業務・国際業務担当者に向いている人

世界基準の価値観がある人

貿易業務・国際業務担当者が仕事をする相手は国内にとどまりませんから、いわゆる日本人的な仕事観に凝り固まっていると務まらない可能性もあります。

日本においてとても考えられないような状況も往々にして発生するという状況の中で、世界基準の価値観でさまざまな事象を判断しコミュニケーションをとっていかなければならないのです。

人脈づくりに長けている人

海外企業にはどこかドライな風土もあり納期が守られない、生じたミスに対して謝罪がないといったことも少なからずありますがそれでもビジネスは進めていかなければなりません。

貿易業務・国際業務担当者はそのような環境下でも少しずつ信頼することのできるビジネスパートナーを増やしていく必要があり、元から人脈づくりを得意としていることは仕事をする上で大きな武器になります。

貿易業務・国際業務担当者の1日

午前に多い業務

●部署内での打ち合わせ
貿易業務・国際業務担当者がかかわっている取引では外貨を扱う場合も多いため、部署のミーティングでは海外市場における為替相場の情報共有なども行われます。

また輸出入の予定に問題が生じないよう、天候などによる影響も考え航空機や船舶のスケジュールを確認することは必須となります。

●入出金やメールのチェック
海外銀行とのお金のやりとりが多くあるため、問題なく送金がなされているかどうかの確認といった作業も行う必要があります。

また貿易業務・国際業務担当者のもとには世界各国の取引先からメールなどでの連絡があり、重要な用件のものも多いため欠かさず目を通さなければなりません。

午後に多い業務

●書類の準備
貿易業務・国際業務担当者として、荷物を送りまた受け入れるために必要な書類の間違いがあってはなりません。

ビジネスにも大きな狂いが生じかねないため、まさに一字一句まで徹底的なチェックをすることが必要です。

●翌日に備えて
貿易業務・国際業務担当者はいくつもの業務を並行して担当することが珍しくなく、忙しさの中でミスが生じないよう業務を終える前には逐一の精査を行います。

終業前にも部署の中でミーティングを行い、翌日の航空機や船舶に関する状況なども頭に入れておきます。