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保育士の働き方の中には、正社員として働く以外にもさまざまなものがあります。それが、非常勤という働き方です。非常勤「常に勤めるにあらず」ということですね。

フルタイムではないということで、給料は時給で支払われるのが一般的になっています。

そこで気になるのが、非常勤で働く保育士の時給は、どこからが高時給なのかということでしょう。

そもそも非常勤の定義って?

まず、非常勤の定義について明らかにしておきましょう。若い人からすれば、非常勤という言葉はあまり聞き馴染みが無いかもしれません。意味合いとしては非正規雇用の一種と考えれば問題ありません。決まった曜日と時間に勤務する非正規雇用の労働者が、非常勤になります。

非常勤と検索をかけると公務員の非常勤ばかりが出てきますが、私立保育園でのパートやアルバイトも、勤務する曜日と時間が決まっていれば非常勤と呼べます。保>育士にとって非常勤は、パートやバイトであるとしたほうがわかりやすいでしょう。

ただし、派遣社員だけはハッキリと区別しておきます。非常勤は勤務先から直接雇用される非正規雇用であり、派遣社員は派遣会社と契約し、派遣されるものです。非常勤には派遣社員は含まないものと考えましょう。

非常勤の保育士の時給相場はどれくらい?

非常勤保育士の時給ですが、1000円から1200円程度が相場となっています。

ピンからキリまでありますが、1000円を下回ることはあまりありません。パートであれば、1000円は間違いなく上回り、1200円程度の時給に設定されている求人も多いです。

月給換算すると…

時給1000円から1200円程度というのを、月給にしてみましょう。まずは日給を計算します。計算するために使うのは、とある保育園の非常勤の求人に記載されている勤務時間です。土日休みで、3時間勤務が最低勤務時間となっています。

1000円の時給である場合は日給3000円で、時給1200円の場合は日給3600円ですね。これを週に5日ですから、一週間で1万5000円から1万8000円ということになります。それを4週間で6万円から7万2000円です。もちろんこれは短時間勤務の場合ですから、実際にはもっと高いでしょう。

大体実働7時間または8時間が基本ですから、8時間で計算してみます。日給の計算を省略して記載しますが、実働8時間で時給1000円から1200円という場合には、月給にして16万円から19万2千円です。

高時給のボーダーラインはどれくらい?

1200円の時給で実働8時間でも19万円程度ということで、保育士業界からすれば十分高い数字と言えるかもしれませんが、1200円程度の時給であれば、非常勤でも良く見かけることのある数字です。

高時給という条件で求人を探した際、1400円を可能としているところが多く見られました。

中には1300円というところも見られましたが、1300円であれば高時給を条件としなくても見つかることがあります。そのため、高時給は1400円がボーダーラインということになるでしょう。

時給1400円の場合の月給モデル

時給1400円の場合の月給モデルを、先ほどと同じように計算してみましょう。まずは日給、実働8時間で働いた場合には1万1200円が日給となります。

これを5日間で1週間ですから、1週間に5万6000の給料を得ることになりますね。月給にすると22万4000円になります。

平均月収が22万円程度で、実際に働いている保育士がそれ未満で働いていることが多いという現状をかんがみると、とても高い数字と言えるでしょう。

まとめ:上手く働けば正社員よりも高い給料を得られる!

非常勤といえば、あまり稼げないイメージがあるかもしれません。正社員よりも社会的ステータスが下に見られている風潮があるため、そういうイメージがあるのでしょう。

確かに「安定性を欠いている」という面からすれば、正社員よりも不利な立場と言えます。

しかし、非常勤でも高時給の職場で、実働8時間働けば・・・正社員よりも高い給料を得ることができる可能性を秘めているのです。