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旅行に行った際や出張に行った際など、さまざまなシチュエーションで利用することのある宿泊施設、それがホテル。

ホテルには多種多様な人が宿泊に訪れます。中には、小さな子供がいて家に置き去りにすることができず、旅行に連れてくる人もいるでしょう。ホテルに置き去りにして観光するわけにもいかず、さりとて連れ出すわけにもいかない。

そこで、ホテルの託児所を利用するわけです。「ホテルに託児所?」と疑問に思う人も多いでしょうが、近年では託児所を完備したホテルが増えてきています。

ホテル内の託児所とは?

ホテル内託児所・保育所は、チャイルドケアルームやベビーホテルなどと名前を変えることもあります。ホテルによってさまざまな呼び方をしていますが、いずれも同じで、ホテルを利用している宿泊者の子供を預かる施設のことです。一時預かり所と考えると良いでしょう。

ただ、中にはホテルの宿泊者の子供だけではなく、近隣住民の一般家庭の子供も受け入れており、一時保育・月極め保育といった形で運営しているところもあるようです。

預かる子供の年齢制限があるのですが、その年齢制限も一般の保育所より広くなっています。0歳から6歳まで幅広い子供を受け入れているため、利便性が高いです。

ホテル内託児所で働く保育士の仕事内容

仕事内容は、ホテルに宿泊している客の子供もしくは、一般家庭の子供に対して保育を行うことです。

とはいっても、一時的な預かり・保育になるため、遠足に連れ出したり散歩に行くというようなことはありません。ホテルの託児所だからといって、周辺の観光地を子供をつれて回るということは無いです。

仕事内容は一般の一時預かり所をイメージすればわかりやすいでしょうか。ただ子供を見守り、遊ばせ、ときには寝かしつけるといったことがホテル内託児所での保育士の仕事となっています。

ホテル内託児所で働く保育士の求人傾向

全国的に求人は少ない

ホテル内託児所はその数自体がまだまだ少なく、全国的に求人はとても少ないです。ホテルということで、観光地に限られますから、他の業態の保育施設に比べて数が少ないのは当然のこと。古くからある業態でもないので、まだまだこれからですね。

今後どうなってくるのかということについてですが、現在保育所や託児所がとにかくたくさん必要とされています。

待機児童数を減らすために、保育施設や託児所が増えてきており、その業態もさまざまです。さまざまなニーズに合わせた託児所が生まれており、それによって待機児童を減らしています。

そういったことを踏まえると、今後ホテル内託児所の数は増えるでしょうが、他の業態の託児所より多くなるということは考え難いでしょう。

週3日から5日のシフト制のところが多い

ホテル内託児所は、「ホテル」という特性上、24時間開所しているところが多いです。たとえホテルのフロントの営業時間が終了したとしても、託児所が営業を終了することはありません。

フロントの営業時間が終わっても宿泊者はいるので、託児所が営業を終了するわけにはいかないのです。

そのため、24時間営業で3交代制となっているところがほとんどになります。勤務形態はシフト制で、週3日から可能としているところが多いです。

最大でも週に5日間で、しっかりと週休2日休むことができるところが多くなっています。有給休暇の消化率も、他より高いようです。

ホテル内託児所で働く保育士の給料・待遇

給料については一般的な保育所や託児所と変わりません。時給は900円から1200円が相場ですし、年収についても320万円程度が平均でしょう。金銭面での待遇は大差ありません。

しかし、福利厚生については一般的な認可保育園よりも充実している傾向にあります。

ホテル内託児所・保育室で働く保育士の福利厚生などの待遇は、そのホテルを運営している会社に準拠するのです。

ホテル業界は給料が高くはない変わりに福利厚生が充実している傾向があり、それが保育士にも影響していると考えられます。レジャー施設の割引制度など、必要最低限以上の福利厚生が期待できるでしょう。

まとめ

ホテル内保育所・託児所の数はまだまだ少なく、一般的ではありません。しかし、今後数が増えてくれば、ホテル内託児所で働く保育士の数も増えるでしょう。もっと需要が増えれば、保育士の待遇もアップするかもしれません。

福利厚生も充実していますし、通える範囲でホテル内託児所があるなら、考えてみてもいいかもしれませんね。