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専門学校講師として働く保育士
保育士の資格を持っている人の仕事は、子どもの面倒をみることだけではありません。資格や経験を役立てられる職場は、保育園や託児所だけではなく、教育の現場にまで及びます。保育士を養成している専門学校は、一般に求人が出回り、実務経験者であれば応募することが可能です。

そういった専門学校で講師として働く保育士の仕事内容もそうですが、給料や待遇が気になるという人は多いでしょう。講師に転職を考えている人も、そうでない人も、保育士講師の仕事と待遇について知っておいて損はありません。

専門学校講師として働く保育士の仕事内容

専門学校は基本的な勉学を教える場ではなく、実務について教える場所です。講師としての保育士の仕事は、学生達に実際の保育の仕事について教えることとなっています。

実際に社会に出た際、即戦力として働くことが求められているため、学生達を実際に現場で使えるレベルにまで指導しなければなりません。

教えるためには、事前に準備が必要なこともあるでしょうから、自宅に持ち帰って仕事をすることも多いです。また、保育士は国家資格を取らなければならないため、実務について教えるだけでなく、資格取得のサポートも行います。

就職支援や生活指導を行うこともある

専門学校によっては、クラス制度を実施しているところも多いです。

クラス制度が実施されているところであっても、担任講師という存在が無いこともありますが、担任講師として働くことになれば、クラスの就職支援や生活指導を行うこともあります。担任講師というシステムが無いところでも、場合によれば就職支援を行うこともあるでしょう。

専門学校は学生に就職してもらわなければ困るのです。よく、就職できなかった場合は除籍扱いとするという話を耳にすることがあるかと思いますが、専門学校が「客」である学生を呼ぶためには、就職率が大切になります。そのため、就職支援はとても大切な仕事です。

その他の雑務

講師として物事を教えるだけでなく、その他雑務もあります。これは様々な仕事があり、事務のような仕事をすることもあれば、学内の清掃作業などを行う場合もあります。

そういった作業は、働いている講師の間で分担され、当番制のようになっていることが多いです。これらの仕事があるため、学生がいなくなった後も仕事があります。

専門学校講師として働く保育士の給料と待遇

給料は保育士の中では高い

専門学校講師として働いている保育士の給料は、保育士の中でも特に高くなっています。そうは言っても公務員よりは低いです。その給料相場は、20万円から28万円程度となっています。

働いているうちに昇給することもあるため、年収は300万円から500万円程度が考えられるでしょう。場合によっては600万円以上も十分可能な世界です。

土日休みだが、残業は多い

専門学校講師は、土日が休みであることが多いです。学校自体、土日が休みだということが理由となっているため、何か行事やイベントごとでもない限りは、土日休みとなっています。ただし、祝日には通常授業があるため、専門学校講師に祝日は無いと考えておきましょう。

私立大学生に祝日は無いとよく言いますが、専門学生にも同じことです。学生に休みが無いのですから、当然講師が休むわけにはいきません。

また、残業が発生することも多いです。授業のほかに雑務や生徒の管理など、さまざまな仕事があるため、どうしても残業をすることになります。

残業代についてはしっかりと支給されるところが多いです。基本給に残業代が含まれているかどうか、求人で確認しておきましょう。

専門学校講師の保育士求人傾向

常勤・非常勤ともに多くの求人が出されている

保育士を目指すことができる専門学校は、全国で多数あります。そのためか、求人数も比較的多いです。勤務形態も常勤・非常勤の区別無く、多数の求人が出されているため、様々な働き方ができます。

さらに言えば、求人が出されてから求人が取り下げられるまでの期間が長い傾向があるのです。

つまり、なかなか採用が決まらないことが多くなっています。掲載日時を見て「古い求人だ」と思ったとしても、一応確認の連絡を入れてみると良いでしょう。

実務経験が求められる

専門学校講師の求人が長く掲載されているのは、就業ハードルが他の職場より高いことが理由として挙げられます。

条件はそれぞれの学校によって違いますが、実務経験が豊かでなければ、講師になることはできません。求人を見る際は、「何年以上の実務経験が必要なのか」をよく確認しておきましょう。

ただ、求人を見ていると、5年以上の実務経験が求められるところが多いです。