坂道の多い県で有名な長崎県。カステラ・南蛮……有名なものは色々ありますが、保育士にとって長崎県はある意味で羨望の的になるかもしれません。というのも、長崎県は保育士の平均年収がとにかく高いのです。

平成26年度の厚生労働省の調査では、保育士の全国平均年収は316.7万円で、月収が21.6万円、年間賞与が57.3万円。長崎県では平均年収が331.2万円、月収が20.7万円、年間賞与が82.6万円となっています。

月収が20万円よりも低い代わりに賞与が高い、またはその逆はよくあるのですが、月収20万円でなおかつ賞与が高いというのは珍しいのです。そんな長崎県だからこそ、保育士はそれぞれ胸中に秘めた希望条件を叶えようとするもの。

転職をする際、どんなことに気をつければ望みをかなえられるのか、すべての需要にこたえることはできませんが、簡単にまとめてみました。

正社員は給料以外の条件を重視して転職をしよう

各種手当が支給されるかどうか

会社員からすれば当たり前の住宅手当や通勤手当などといった各種手当は、保育士業界では決して当たり前ではありません。通勤手当も住宅手当も支払われず、残業手当や夜間保育手当すら支払われないということも多いのです。ただ月給が高いだけでなく、手当含めた月給が高いことを重視したい。

長崎県では、住宅手当・通勤手当が支払われるという保育士の求人を多く見かけます。株式会社が運営している認可保育園だけでなく、社会福祉法人が運営するところでも手当が支給されるところがあるのです。

住宅手当や夜間勤務手当などの手当が支払われると明記している求人は、長崎市内といった中心地よりも、そこから少し外れた市・町で見つかることが多い傾向があります。大村市や諫早市 、時津町などで数件。長崎市よりも佐世保市のほうが数が多いです。

職種・施設の業態は、保育業務と幼児教育両方を行う施設、一般の認可保育園に多く見られます。

普通の保育園とは違った経験をしたい

今働いている施設とは違うところで、異なる業務を経験したいという人は、長崎県だと乳児保育や病児保育の求人を探すことをおすすめします。理由は単純にそれらの求人が多く見られるためです。長崎市・大村市・諫早市に求人が出回ることが多いので、探してみるといいでしょう。

また、これらの施設では正職員だけでなく、契約社員やパートの募集も盛んに行われているので、正職員以外の雇用形態で働きたい人も要チェックです。

ブランクありで正職員になるなら

ブランクがある場合、正職員で働くのは難しいです。長崎県では、ブランクのある保育士を正職員で受け入れている施設が少なく、求人を探すこと自体が困難。それでも正職員で働きたいなら、いきなり認可保育園に挑戦するよりも、給料が低くても業務が少し楽な仕事を選ぶことをおすすめします。

たとえば事業所内保育所、企業内託児所、院内託児所などです。こういったところは行事もありませんし、残業も特にない(少ない)ところが多いので、職場復帰しやすくなります。保育業務にのみ集中し、感覚を取り戻してから正職員で好きな職場に転職しましょう。

非常勤で働くなら、やはり給料が大切

パートの時給相場 高時給は得られるのか

長崎県のパート保育士の時給相場は、800円から900円です。これはとても低い基準と思っていいでしょう。ブランクがある場合は十中八九800円からそれ以下で働くことになります。そのため、長崎県では時給1,000円以上で高時給です。

時給が1,000円を超えるところは、やはり長崎市内に多い傾向があります。乳児保育を行っている施設、事業所内保育園、では比較的時給が高いので狙ってみると良いでしょう。

短時間勤務をする場合

パートで働くとなれば、短時間勤務を考える人も多いでしょう。そういった方の多くは、育児と両立するためではないでしょうか。育児と両立して短時間勤務をするなら、学童保育がおすすめです。学童保育の求人は、長崎市や諫早市などで見られます。数自体は少ないですが、時給が1,000円を超えることも多いので短時間でしっかり稼ぎたい人におすすめです。

ただ学童保育だと時間が限られてきてしまうので、放課後の時間に働くことができる人しか応募できません。時間帯を自由に選びたいのであれば、院内保育や事業所内保育所(託児所)などがおすすめです。これらの施設に共通しているのは「子供を預かって面倒をみるだけ」の施設だということですが、そういった施設の多くは営業時間が長いという特徴があります。

そのため短時間でシフトを区切っているところが多いので、朝・昼・夕方・24時間営業のところだと夜勤を選ぶことが可能です。時給も相場より低くなることはなく、1,000円を超える場合も多いのでおすすめできます。

まとめ

長崎県で保育士が働く場合、平均給料を満たすことができそうであれば、特に給料を気にする必要はないでしょう。それよりも、手当の支給や施設の種類などといった別の希望条件に焦点を当てたほうが転職が成功しやすいのではないでしょうか。

パートは時給相場が低いため、できるだけ高い時給を設定している求人を探すことをおすすめします。それぞれにあった転職活動をすることが大切です。