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長年保育士をしているベテラン保育士も、いや、ベテラン保育士だからこそ、転職を考えることがあるでしょう。毎年節目ごとに転職を考えているという人も多いのではないでしょうか。

ベテラン保育士の転職というと、経験年数が長い分だけ有利なように思えます。

しかし、業界によっては経験者の転職よりも未経験者の転職のほうが有利ということもあり、ベテランだから有利とも限りません。そんなベテラン保育士の転職で気をつけるべきことなどをまとめてみました。

ベテラン保育士は転職しやすい?

有利な場合と不利な場合がある

ベテラン保育士というと、やはり転職に有利というイメージがあるでしょう。ベテランだから余裕で転職できる、どこかが必ず好待遇で雇ってくれる・・・。そういったイメージは今すぐ生ごみと一緒にごみステーションに捨ててきましょう。保育士の転職は、ベテランだから有利とは限りません。

ベテランで有利になる場合と、不利になる場合があります。まずは心構え・態度の面から説明しましょう。ベテラン保育士の中には、経験をふりかざしてしまう人が少なからずいます。

職場でベテランの先輩が横暴・横柄な態度をとっているという話はよく耳にすることです。そのような態度で転職に望むと、不利になります。

次に職種の問題です。ベテランということを活かして有利に転職を進めることができるのは、専門学校講師でしょう。専門学校講師はベテランでなければ勤まらない仕事ですから、当然ベテランで有利になります。

ベテランでもフレッシュな気持ちで謙虚に

ベテラン保育士の転職を有利に進めるための心構えとしては、フレッシュで謙虚という二言に尽きます。

面接官も人間ですから、人として一緒に仕事をしたいと思える人でなければ雇用をためらってしまうでしょう。

経験者だからと新鮮な気持ちを忘れ、教えてもらうことなど何もないと思っているような人と、経験者でも学ぶことがたくさんあるから、どんどん教えてほしいと思っている人と、どちらを雇いたいと思うでしょうか。

多くの人が後者を選びます。

また、保育士の仕事というのは施設ごとによって微妙に変わるものです。同じ業態の施設であったとしても、運営元が変わればカラーも変わり、保育の内容・方針も変わります。

同じ保育という仕事でも、前の職場とは違う仕事をするのです。そのため、経験者であっても、フレッシュな気持ちで自分から学び取る意欲が求められます。

ベテラン保育士の転職活動のポイント

思い切って違う種類の職場に転職するのもアリ

ベテラン保育士は、思い切って違う職種の職場に挑戦してみるのも十分アリです。

今の職場に長く勤めている・前の職場に長く勤めていたということであれば、同じ職種・業態の施設よりも、違う職種・業態の施設に転職するほうが志望動機もつけやすいでしょう。保育士としてのスキルアップや豊富な経験を得たいということなどを理由にできます。

違う種類の職場だと、自然とフレッシュな気持ちにもなるでしょう。相手も経験者という色眼鏡で見ることなく、未経験者と同じように見てくれます。

経験はアピールしすぎてはいけない

経験というのは、アピールポイントになるのですが、自分から積極的にアピールするものではありません。経験をアピールするよりは、学ぶ意欲や積極的な態度などをアピールしましょう。

職場によれば、経験者はためらわれることも多いです。違う保育園のカラーを出されては困りますから、同じ職場に長く勤めていたベテランの人は、敬遠されることがあります。

必要なのは経験のアピールでなく、協調性と学ぶ意欲のアピールです。

給料は妥協しない

せっかくベテランとしての経験があるのですから、給料については妥協してはいけません。少なくとも今働いている・前働いていた職場と同程度の給料は欲しいところです。

「条件の追求はフレッシュな気持ちと矛盾するのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、矛盾していません。

フレッシュというのは心構えの問題であり、実際あなたは新人ではなく、長年の経験者なのです。それ相応の給料を得る権利があります。

前の職場よりも給料が下がるという場合は、妥協せずに違うところを探しましょう。幸い、保育士の求人は全国で多数出回っていますから。