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保育ママもしくは家庭福祉員という言葉をご存知でしょうか。保育ママについては、地方によってはその制度自体が無かったりすることがあるため、知らないという人も多いはずです。

この制度は都市部などで積極的に実施されているものとなっています。保育園に入園できない子供の保育を担う仕事として、子供の数が多い都市部では注目されているのです。

そんな保育ママの仕事に興味がある・保育ママについて詳しく知りたいという人は、ここから先を読み進めてみると良いでしょう。

保育ママとは? 仕事内容や役割

保育ママというのは、保護者が自分で子供を保育することが難しいのにも関わらず、保育園に入園させることのできない子供を保育するという役割を持った保育士です。3歳までの乳幼児を保育します。

特徴的なのは、保育を行う場所です。保育園のような施設ではなく、保育ママは自分の家で保育をします。

保育ママの基本的な1日の流れ

朝7時30分ごろには保育ママの家に子供が到着します。これは親が仕事に行く前ということです。そうして自由遊びをさせたり、乳児の世話をします。午前中におやつを食べさせ、絵本の読み聞かせなどを行うのです。

トイレに行かせたり、夏なら風呂場で水遊びをさせることもあります。11時から12時ごろにはもう昼食です。昼食の援助をしますが、昼食は基本的に保護者が持ってきたお弁当を食べさせます。保育士が作るというようなこともありませんし、外注しなければならないということもありません。

ご飯を食べてしばらくしたら、お昼寝です。お昼寝が終われば3時のおやつタイム。このおやつは保護者ではなくて保育ママが用意します。普段買い物に行く際に子供に適切なおやつを選ぶことも大切な仕事です。

そうして子供のお迎えが来るまで自由遊びをさせ、帰りの挨拶をし、お見送りをしたら仕事が終わります。

保育ママになるには

保育ママになるためには、地方公共団体からの認定を受けなければなりません。誰でもなれるという仕事ではなく、その認定条件は各地方自治体によって異なります。

条件のうちのひとつとして多いのが、保育士資格や幼稚園教諭・助産師・保健師・看護師資格を持っている人です。これを読んでいるのは保育士または保育士資格を取得する予定のある人でしょうから、そこはクリアしていますね。

自宅で預かるということで、どのような家に住んでいるかも条件となりますが、詳しい要件については後ほど説明します。

保育ママとして働く保育士の給料

保育ママの給料は、保護者からいただく月額の保育料金だけではありません。保育料金と水道光熱費・おやつ代などの雑費を保護者から貰うだけでなく、自治体からの保育補助金としていくらか貰えるのです。

これは自治体によって異なる金額になっていますが、荒川区の場合は1人あたり8万5千円となっています。

1人あたりですから、子供の預かる人数によってその金額は大きくなるのです。保護者からの人気が出れば、保育士としてはとても高い給料になると言えるでしょう。

保育ママの求人傾向

募集は自治体によって行われます。募集要項には補助金の金額や月額保育料の金額などが明記されているのです。それらは給料として自治体から支給されます。では、どのような人が保育ママになることができるのかを見ていきましょう。

まずは子育てに熱意を持っていることです。これがなければ、子供を預けるのは不安ですからね。それから、保育氏としての実務経験や子育ての経験が問われます。

自治体内に居住していて、心身ともに健康であることも必須条件です。25歳以上62歳以下という年齢制限が設けられていることもあります。

また、同居している親族に保育をしなければならない就学前の子供がいないこと、看護や介護の必要な人がいないことも条件です。他の職業をせずに保育のみに専念することも必要とされています。また、ペットも飼ってはいけないようです。

以上の要件は自治体によって詳細が違いますが、どこも似たようなものとなっています。

まとめ

保育ママは開業するのは少し大変そうですが、条件を満たしていれば開業可能です。預かる人数は、だいたい2人から3人までとなっています。収入も保育士としてはとても高い水準になっているため、魅力的な仕事と言えるでしょう。