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所得の低い保育士にとって、社員寮制度というのはとてもありがたいものです。保育士が一人暮らしをするには、その所得はあまりにも低すぎます。社員寮であれば自己負担額も少なく済み、下手に自分で物件探しをするよりも安心感があるでしょう。

そんな、社員寮を完備している求人を探すのにあたって、見るべきところ・注意すべきところがあります。

寮完備の保育士求人のチェックポイント

寮と社宅の違い

社員寮と社宅は響きが似ていますね。その違いについて、まず説明します。一般的に、社宅というのは世帯向け(ファミリー向け)であることが多いです。

パートナーや子供がいる場合、世帯で住むことができる住宅を用意している制度を、社宅制度と呼ぶのが一般的になっています。対して、寮は単身者向けです。

ただし、借り上げ社宅など、単身者向けの社宅制度もあり、その区別は曖昧になっています。

寮は即入寮可能か?

寮というと、すぐに入ることができそうなイメージがあるかもしれませんが、中には即入寮ができないところもあります。

即入寮できるというところには、「即入寮可」またはそれと類似した言葉が求人で書かれていることがほとんどです。必ず、そういった表記がなされているかどうかをチェックしましょう。

即入寮しなくてもいいという人は、どちらでも構いません。即入寮できるところであったとしても、即入寮しなければならないわけでは無いですからね。

引越し手当として支度金が貰えるか

寮完備の求人の中には、引越し手当てとして、支度金がもらえるようなところもあります。

支度金というのは、引越し準備に必要なお金ですね。引越し業者を手配したり、交通費などで必要となるお金になります。そういった物を負担してくれる制度があるところと、無いところがあるので、チェックしましょう。

これは全額負担ということもあるかもしれませんが、一部であることがほとんどです。いずれにしても、無いよりはあったほうが良いでしょう。必須条件というわけではありませんが、チェックしておいて損はしません。

初期費用の負担はあるのか?

寮は基本的に初期費用の自己負担額が0円なところが多いですが、中には初期費用の負担に関して記載の無いところがあります。

0円という場合には、それをアピールするために「初期費用0円!」というような記載があるはずです。無い場合は、初期費用がかかるものと思って問題ないでしょう。不安な人は、問い合わせてみてください。

この初期費用というのは、敷金・礼金・更新手数料など、通常不動産と契約した場合に必要になる契約時の費用です。さまざまなものがとられるため、通常の物件では初期費用が高くなります。寮の場合、ほとんどが必要ありません。

防犯設備や住宅設備は整っているのか

誰しも、「これは絶対に譲れない」という、物件の条件があるでしょう。

保育士は女性が多いですから、オートロックやバストイレがセパレートになっているなどの条件を頭に思い浮かべている人が多いのではないでしょうか。そういった住宅設備や防犯に関して、充実しているのかどうかをチェックしておく必要があります。

住宅設備に関しては、寮の説明に書かれていることもあれば、書かれていないこともあります。不安な場合は、必ず問い合わせるようにしましょう。

同僚や先輩と同じ建物に住むことになる

これは、人によってはメリットとなり、デメリットとなることです。寮ということは、同じアパート・マンションの中に、同僚や先輩といった同じ職場の人間が住むということに他なりません。

それは「交流が深まる」というポジティブな一面を持っていますが、人間関係が良好ではない場合は、「プライベートまで顔を合わせなければならない」というネガティブな一面に変わります。

寮完備の保育士求人の普及傾向

寮完備という求人は、多くありません。住宅手当付きの求人の半数程度しかなく、保育士に対する住宅支援制度の中では一般的ではない部類に入るでしょうか。

ほとんどの地域では寮ありの求人が見つかることでしょうが、場合によっては「都道府県単位で探しても」見つからないことがあります。