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そろそろ、いろいろなことが自分で出来るようになってくる、2歳児のこども。2歳児の担任を初めて任されるという場合には、気をつけるべきことがあります。
2歳児になると「運動能力が発達する」「言葉が発達してくる」「自己主張が強く激しくなる」ということを正しく理解して、接し方を考えなければいけません。
そこで、2歳児の保育をするにあたって気をつけるべきこと・ポイントを紹介すると共に、2歳児担任のどこが楽しいのか、どこが大変なのかについても紹介します。
2歳児の担任保育士の楽しさと大変さと
協調性が芽生える・語彙が増える
2歳児になると、協調性が芽生えます。たとえば、おやつを上げる順番などですね。保育士が順番どおりに並んでねと声をかけると、その順番どおりに並んでくれるようになります。「待つ」ということを覚えるのです。
ときには順番抜かしをする子もいますが、「一番後ろはこっちだよ」「あの子が先に並んでいたから」と、あなたが待つべきところはここなのだと促すと、言うことをきいてくれます。
協調性が芽生えるだけでなく、話す言葉も急激に増えます。語彙が爆発的に増えるのです。また、自分の体に対する認識も進んでいるため、どこが痛いのかをしっかりと教えてくれるようになります。足を怪我したなら「足が痛い」と言うようになるのです。
こういった成長によって、0歳・1歳に比べて保育がしやすくなります。しっかりと教えてくれる姿に、思わずほっとしたりするのです。そういったことが、2歳児担任の楽しさと言えるでしょう。言葉をどんどん覚えてくれるのも、面白いです。
主体的に動くようになる
2歳になると、自発性や自立心が生まれてきます。探索行動が進み、何かをやってみたい、何でも自分でしてみたいという欲求が生まれるのです。
そうして、自立した行動を行うようになります。衣服の着脱・排泄などを自分でやりたがったりと、成長を感じられる瞬間が多いです。それも2歳児の担任の楽しさと言えるでしょう。
イヤイヤ期真っ盛り・・・
2歳児の担任になると、大変なことがあります。それは、イヤイヤ期です。1歳の半ばから始まったイヤイヤ期は、2歳になると佳境を迎えます。
多彩な言葉を操り、自発性や自立心が生まれたからこそ、反抗してくるのです。反抗の手段も多彩になります。噛み付きや引っかきだけでなく、ハッキリと言葉でイヤだと伝えてくることもあるのです。
場合によっては、かんしゃくを起こすこともあります。語彙が増えても、まだ上手く伝えられません。そのため、ストレスがたまっているのです。それが、2歳の担任をするのにあたっての大変なことだと言えます。
2歳児の担任保育士として気をつけるべきこと&保育のポイント
根気よく向き合うこと
イヤイヤ期真っ盛りの2歳児の子供には、根気よく向き合う・根気良く付き合うことが大切になります。
それだけでなく、無視せずにしっかりと感情を受け入れてあげることが大切です。イヤイヤ期に感情を大切にしてやらないと、自分の意思で行動をすることができない子供になりかねません。
これがしたいから、あれをするという目的を持った自発的な行動が出来るのは、イヤイヤ期を大切にしてもらったからですここで無視してしまえば、子供の成長を妨げることになります。根気良く、真剣に向き合いましょう。
2歳児保育のタブー
2歳の子供に言ってはいけない言葉・やってはいけないことがあります。まず、一方的に声をがなり立てて叱りつけることです。
子供の考えを全否定することになり、子供の自発性・自立心が育ちにくくなります。また、「いい加減にしなさい」「危ないでしょ」と曖昧な言葉で叱るのもダメです。何を言っているのかわからず、混乱させます。
また、子供の要求の言いなりになりすぎるのもダメです。ごねれば意見が通るということを覚えてしまいます。やたらとぐずる子供になってしまうのです。
他には、約束破りや脅しは厳禁。約束破りは信頼関係の喪失につながり、脅された子供はお友達を脅すようになります。
モノでつろうとするのもタブーです。
まとめ
2歳児の保育で大切なのは、教育をすることです。
2歳児の保育によって、今後の子供の人生・性格が変わると言っても過言ではありません。そこで大切になるのは、育成である教育です。