[PR]
保育士として何か特化した分野の能力を身に着けることによって、職場で周りの保育士と差をつけることができます。そしてそのスキルアップをはかるための資格のうちのひとつとして、幼児体育指導者というものがあります。
この幼児体育指導者というのは、子供の運動能力を最大限に引き出すスペシャリストです。リズム体操・なわとび。手具体操やマット運動などといった、さまざまな体育について指導する技術を証明するための資格です。
幼児体育指導者の資格概要と取得方法
幼児体育指導者は、公益財団法人日本幼少年体育協会が行っている認定資格です。子供に体育・運動遊びを楽しく安全に指導することができる人材を育てる検定となっています。
保育士や子供に運動を教えるインストラクターなどが受験しているとのこと。検定試験を受け、合格することによって取得することができます。
2級から3級の場合は、2日間検定が行われ、学科試験と実技試験を行うとのことです。講習と検定試験を行い、その場で合格発表が行われます。申し込んでから合格までの流れが取れもスムーズです。そして、不合格だった人に対しての追試験もその日中に行われます。
追試験のほかにも、レポート提出といったサポートが行われており、とても取得しやすい資格であると言えるでしょう。基本的には1度で合格できる難易度です。基本的には、誰でも講習を受けてそのまま試験を行い、そのまま合格発表して認定を受けることができます。
幼児体育指導者の資格が保育士の仕事に役立つ場面は?
運動指導を率先できる
幼児体育指導者の資格は、子供の運動指導に役立ちます。そして周りと差をつけることができるのです。保育士は個々の能力によって周りと差をつけることが大切とされています。
体育に関して、とても高い指導技術を持った人材ということで差別化をはかり、職場で一歩上の地位を得ることができるのです。
また、近年は子供の運動能力の低下が懸念されています。走る・跳ぶ・投げるといった基本的な運動能力は、幼児期に体得し、高めておくことが望ましいとされているのです。
でも、実際に保育士が体育指導を行うとなると、その指導レベルは低くなってしまいがちです。どのように指導するのが良いのか、合理的な指導とは? と悩んでしまいます。現状では、保育士によって指導レベルにばらつきがあるのです。
そこで、幼児体育指導者の資格を取得しておけば、そういった基本的な運動能力についての指導を合理的に行うことができます。保育士同士で頭をつき合わせて悩まずとも、自分自身が先導して、運動指導を行うことができるのです。
スポーツスクールが転職の選択肢に
一般的な保育士の職場だけでなく、子供のスポーツスクールなどの転職にも、この資格が役立つことがあります。
基本的な運動能力の向上を目指すための資格ではありますが、基本は全ての源ですから、いろいろな運動系の習い事教室への転職に役立つ資格となるのです。少なくとも、保育士資格のみという人よりは採用されやすいでしょう。
そのため、子供のスポーツスクールなどへ転職を考えている人は、取得しておくことをおすすめします。今は考えていなくとも、この資格を取得して仕事をしているうちに、転職したくなるかもしれませんね。
職場によっては給料に影響が出るかも
そのまま給料に直結するような資格ではないかもしれませんが、もしも子供のスポーツスクールなどに転職をすれば、保育士よりも高い給料水準で働くことができるため、間接的にでも給料が上がることになります。
保育士業界でも、仕事によっては給料に間接的に影響が出るかもしれませんね。
まとめ
子供の基礎体力や運動能力の低下が叫ばれている中、幼児体育指導者の資格取得者の存在は、その社会的役割も大きいです。
保育士としてワンランク上を目指せるだけでなく、社会的にも役立てることができるということで、取得する意味は大いにあると言えるでしょう。転職の幅も広がりますし、体育指導に興味のある人にはおすすめできる資格です。