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山口県は、保育士の平均年収が307万円となっています。これを月収にすると、19.7万円ほどです。月収が20万円に満たない人が多く、山口県は保育士の給料が低い県だと言えます。全国平均は年収が316万円、月収が21.6万円だということを見てもそれは明らかです。
しかし、年間賞与は70.9万円と全国平均57.3万円に比べると高くなっています。現役保育士の数も決して多くはなく、潜在保育士も山口県が抱える大きな問題のひとつです。保育士が転職活動をするなら、まずは平均年収などの山口県の保育士の現状を理解したうえで、取り組まなければなりません。
できるだけ給料を維持した上で、自分の望む条件を叶えるにはどうすればいいのか、考えてみましょう。
山口県で正職員の保育士として希望条件を叶える
勤務時間を短く・休みを多くしたい
勤務時間を短くしたいという人は、残業なしの職場を探すことでしょう。残業なしの職場を山口県で探す場合、山口市内で探すか、平生町といった地方で探すかの二択を迫られます。市内で探す場合には事業所内託児所になることが多いですが、数自体は少ないので、求人の数には期待しないほうがいいでしょう。
休みを多くしたいという場合は、年間休日120日以上を基準としてしまうと、求人がほとんど見つからないことが考えられます。年間休日日数の基準は、110日から115日程度にしておけば、求人数を確保できるのでおすすめです。
山口県では特に、休日日数が多くなると給料が大幅に下がる傾向があるので、正職員で年間休日を多くするなら110日から115日までというのがバランスが良いのです。
ちょっと変わった仕事がしたい
保育園や託児所の業務内容とは少し変わった、子供とかかわる仕事がしたい場合、山口県内ではそう多くの求人を見つけることができないかもしれません。幼児教室やプリスクール、習い事教室の数も多くありませんし、そういった類の施設の講師の枠は多くはないので、難しいでしょう。
山口県で、少し変わった仕事をするなら、児童養護施設がおすすめです。運営元は社会福祉法人となってしまうため、株式会社が運営する保育園で働いている人は少し給料が下がる可能性もありますが、また違った児童とのかかわりができるところが魅力的。一度ここでの業務を経験すれば、その後保育園に戻った際、厄介な児童との関わり合いが楽になります。
求人に記載されている給料の相場は15万円から18万円程度です。山口市内に求人が見られます。求人サイトにもそうですが、ハローワークにも求人が掲載されることが多いので、チェックしておきましょう。
山口県で復職したい保育士にはパートの求人がおすすめ
山口県で保育士として復職をするなら?
復職をする場合は、ブランクを受け入れてくれることが第一条件となります。ブランクを受け入れてもらえるところを探したところ、やはり正職員よりパートの求人のほうが多く見られました。正職員の求人もありますが、決して多くはありません。施設の種類も、事業所内保育所などの簡単な業務のところが多いです。そのほうがブランクがある人にはかえって都合がいいかもしれませんが、数が少ないので探して見つからなければ諦めましょう。
パート求人なら、山口市・周南市・防府市などで多数見られます。復職をする場合、パートで高い時給は期待できません。800円が相場だと考えましょう。900円貰えれば御の字です。
パートで高い時給を得るには?
パートで1高時給を得るには、求人を絞り込む必要があります。地域は、山口市(特に宮野・山口駅前)・周南市です。職種・施設の種類は、事業所内保育所・院内保育所・乳幼児保育あたりに高時給が多い傾向があります。稀に児童クラブの指導員や子供服の販売員の店員(保育士資格所持者優遇)といった珍しい求人も、高時給で出回ることがあるので要チェックです。
そもそも山口県内ではどこからが高時給になるのかということですが、全体から考えると1,000円以上の時給であれば十分高い時給だと言えるでしょう。1,200円以上ともなれば「超高時給」です。
まとめ
山口県で転職を考える保育士は、給料の高望みをしないことがまず第一条件です。現状維持に努めながら、休日日数を増やすなり業務内容を変えてみるなり、給料以外の希望条件を叶えることに全力を注ぎましょう。ブランクのある人はパートで働くのがおすすめですが、給料は期待できないので、仕事に慣れれば「ブランクのない人」として正職員で転職をすると良いです。