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- 保育士資格を活かしながら今より良い待遇で働きたい
- 悩みを解決するために別の職場に転職したい
- 保育園以外の働き方に興味がある
- 今の職場に不満はあるけど転職に踏み切れずにいる
- どうやって転職活動を進めればいいのかわからない
そんな保育士さんのために、2024年最新版の【保育士の転職まるわかり辞典】を作成しました。
この記事を読んでいただければ、きっと自信を持って転職活動を始めることができると思います。ぜひ参考にしてみて下さいね!
保育士が転職を決意するきっかけは?みんなの悩みや転職理由
保育士の皆さんはどんな悩みや境遇で転職をしているのでしょうか。
実際に転職を決意した保育士さんの声を調査してみました。
あなたの現状に当てはまるものはありますか?
職場の人間関係に悩んで転職
保育園の職員は、保育士をはじめ経理担当までが女性であることが多く、「オンナの園」独特の雰囲気がありますよね。
女性の職員が多いとどうしても起こりやすいのが人間関係のトラブルです。先輩からのいびり、同僚からのマウンティング、後輩いじめなど、女性が多い職場ならではの問題です。
給料の安さに悩んで転職
基本的に立ち仕事が多く、子どもたちを送り返した後も一息つけず、やっと座れたと思ったら指導計画・保育日誌の作成などのデスクワークで休む暇がありませんよね。
子どもと遊ぶだけでもかなりの体力を消耗するのに、これにプラスして乳幼児の場合は1~5kg以上の子どもをだっこし続けたり、おんぶし続けたりする肉体労働っぷり…。
悲しいのは、こんなに重労働なのに、手取りで14~16万円という現実ですよね。
サービス残業の多さに悩んで転職
保育士の仕事のかなりの割合を占めているのが、教室などの装飾の仕事ですよね。装飾は季節ごとに変えたり、イベントごとに変えたりするので、結構大変です。
さらに子どもたちが描いた絵を掲示したり、今月の歌の歌詞を書いて掲示したり、こまごまとした装飾の仕事はすべて子どもたちが帰ってからの時間でしかできないので、必然的に残業残業、さらに残業…。
保護者が送迎に来た際に、保護者との雑談に付き合わされることもありますが、すべてが時間外労働でもサービス残業になる保育園が多いから辛いですよね。
保護者とのトラブル・クレームが原因で転職
保育士をしていて1度は経験がある悩みは、保護者とのトラブルではないでしょうか。
クリスマス会や発表会で、配役を決める際に、「うちの子だけ3年連続で脇役なんてひどい!〇〇ちゃんは去年も主役でしたよね?」というクレームがきたり、卒園アルバムで「うちの子がうつっている写真が少ない!」というクレームが来ることもあって、本当に大変ですよね。
また、子ども同士のケンカに必要以上に介入してくる保護者もいて「先生が見てくれてないからこういうことが起こるんじゃないんですか?!」などとキレられることもあり…もめ事は大きくしたくない園長との板挟みで辛い思いをしている保育士が多いのではないでしょうか。
家族の転勤、引っ越しを機に転職
夫が転勤になって、単身赴任はさせられない…と思った場合、自分も引っ越して、夫の勤務先の近くの保育所に転職するということもあるでしょう。
また、20代の保育士の場合、一緒に暮らしている両親の仕事の都合で、一緒に引っ越して転勤するというケースもあります。
田舎がイヤになって上京とともに転職
地方で暮らすことがイヤになって、東京に上京することになった人は、上京して首都圏の保育園に転職していく人もいますよね。
東京の保育園数はその人口に対応するために多いものですが、子どもたちの風土による性格の違いもあって最初はなじみにくさを感じる人もいるかもしれません。
キャリアアップしたくて転職
保育士として、将来は園長などの管理職にキャリアアップしたいのに、現職では園長との相性が悪くて昇進できそうにない…キャリアアップさせてもらいそうにない…。
そんな場合に、職場ごとかえて、新しい転職先でキャリアアップを目指すというケースもあります。
- 子どもが好きだけど、実際に働いてみたら憎たらしいと思うことの方が多くて保育士に向いてない
- 勤務10年の先輩保育士との月収の差が3000円で、将来自分もこうなるのかと思うとやってられない
- 子どもをだっこ、おんぶしすぎて腰痛がひどくなった
- うつ病になってしまい、これ以上働けない
- 自分も妊娠したけど妊娠しながらの保育は重労働すぎてキツい
- 病児保育で自分がうつって病気になることが多くて辛い
- 朝の保育時間が早すぎて、低血圧の自分にはついていけない
- 専門じゃないのに障害児のインクルーシブ保育補助になってしまい、毎日勉強しながらの援助が辛い
- 男性保護者といわれもない噂をたてられて保育園に居づらくなった
こうして見ると、本当に人それぞれ色々な理由で転職に踏み切っていることがわかります。
悩みを解決するために転職する人が多い傾向があるのも、近年の保育士業界を象徴していますね。
次の章では、転職のイメージを膨らめるために、色々な職場の種類を見ていきましょう。
あなたはどの道に進む?保育士の転職先は大きく分けて3種類
保育士の転職先の選択肢は大きく分けて3つに分類されます。
では、3つのタイプそれぞれの代表的な求人の種類を見ていきましょう。
①定番の保育施設へ転職
まずは、もっとも多くの保育士が働いている保育施設系の求人を紹介します。
保育園
保育士の最もメジャーな勤務先である保育園。少子化がうたわれて久しいものの、女性の社会進出が当たり前になった今、保育所はどこも人手不足です。
しかし、保育園ならどこでもいい!と思って転職すると大変なことになります。
公立・私立、認可・非認可、それぞれの特徴をしっかり理解して転職先を選ぶようにしましょう。
例えば…
公立保育園は、地方公務員になるため、初任給こそ私立保育園の保育士とあまりかわりはありませんが、10年、20年とキャリアを積んでいくうちに、最終的にはおよそ私立保育園の2倍のお給料が支給されます。
私立は私立で、教育方針が園によってかなり異なります。遊び重視、集団行動重視、学び重視などの方針があるなかで、自分の方針に近い園に応募するようにしましょう。
認定こども園
保育士の転職先として、近年メジャーになりつつあるのが、幼保一体化した認定こども園ですよね。こども園の数は年々増え続けており、ただでさえ人手が不足している保育業界では、中途採用でもかなりの確率で採用されやすい傾向にあります。
こども園に転職する場合、ひとつの建物に幼稚園・保育園が同居している(幼稚園要素が強い、保育園要素が強いなどの個性があります)ため、たとえばあなたが幼児教育に力をいれたいと思っているなら、幼稚園型のこども園に転職したほうがよいでしょう。
幼児教育に力をいれたい人の場合、保育園型のこども園に転職すると、単に”保育”で終わってしまう可能性が高く、働いているうちに不満を感じるかもしれないからです。
また、幼稚園教諭と保育士の両方の資格を持っている人は歓迎されるのはもちろん、待遇面でも優遇されるのでおすすめです。
企業内保育所
企業内保育所には、その企業に勤務している人しか利用できないタイプ、地域に開放しているタイプ、グループ企業が共通で利用できるタイプの3タイプにわけることができます。
特にその企業に勤務している人しか利用できないタイプの場合、一人の保育士が保育すべき人数が非常に少なく、心身の負担が軽くて済むのがメリットです。
また、企業内保育所全般で言えるのは、保育所が設置されているのが企業の中なので、あまり装飾をする必要がない(あまり派手に装飾すると、企業イメージを損ねるという懸念から)ため、装飾のために残業する必要もあまりありません。
ただし、あくまでも企業の中の保育所ですから、企業の業績悪化や、最悪倒産ということになれば、勤務先も失うことになります。
普通の保育園やこども園と比べて、雇用が安定していないというデメリットがある一方で、給与が一般的な保育士よりも優遇されているため、収入アップのための転職先としては向いています。
院内保育所
病院の中で勤務している医師や看護師、臨床検査技師、理学療法士などの子どもの保育を行うのが院内保育所です。
院内保育所の場合は、預かる人数が少なく、そのため運動会や作品展などの行事がありません。
子どもたちにすれば少しさみしいかもしれませんが、保育士にとってはその分あの行事前のどたばたがないわけですから、業務負担はかなり軽減されます。
しかし、院内保育所の場合、病院が24時間あいているため、子どもを預かるにも夜勤などが発生し、土日の休みも取りにくいというデメリットがあります。
その一方で保護者はすべて院内にいるわけですから、急病の際にはすぐに連絡がつくというメリットもあります。
また、正社員の他にパート、アルバイトなどの非正規雇用枠もあるため、自分の家庭の事情によって選ぶこともできます。
②保育士の資格や経験を活かしつつ保育施設以外へ転職
続いて、一般的な保育所の仕事とは少し異なるタイプの求人を紹介します。
学童保育指導員
小学1~6年生までの児童を対象に保育を行います。
小学生ともなると、低学年をのぞけばそんなに手がかからず、基本的に身辺自立しているので、保育士の仕事は宿題をみたり、おやつを支給したり、一緒に遊ぶことなどが挙げられます。
アルバイト、パートなどの非正規職員の割合が多く、正職員の割合が少ないため、学童一本で生活していくことは難しいかもしれません。
平均的な月収は、正職員でも10万~12万円程度とかなりの低賃金ですから、この収入だけで一人暮らしをして、貯金をして…という生活は苦しくなるでしょう。
保育ママ(家庭福祉員)
保育ママ(家庭福祉員)は、保育者の自宅で、仕事などの都合で家庭保育が行えない人を対象に、3歳までの子どもを預かる仕事です。
保育ママは簡単になれるものではなく、必要な資格があります。保育士をはじめ、幼稚園教諭、助産師、看護師などの資格が必要です。
資格のない人でも保育ママにはなれますが、研修を受けなければいけません。つまり、それだけ専門的な知識がないとできないのが保育ママの仕事です。
ひとりあたりの保育料の相場は20,000円から25,000円/月となっているので、3人預かれば一か月で60,000~70,000円となります。
一般的な保育士の給料の半分ほどにしかなりませんが、自宅で保育が行えるという手軽さと、ひとりでみる子どもの人数が3人ほどという少人数のために業務負担が軽くて済むというメリットもあります。
助産施設
助産施設は、異常分娩の可能性が高いのに、経済的な理由で入院・助産が難しい妊産婦を受け入れて、助産を支援する施設です。
助産施設では医師、看護師、助産師がメインとなって勤務していますが、保育士はもっぱらの人手不足により、これらの職員の字補助を行っています。
具体的には乳児のおむつ交換、ミルクづくりから、職員の雑用、母親とのカウンセリングなども行っています。第二子・第三子出産の場合は、兄弟姉妹の保育を行うこともあります。
医療行為はできないものの、乳児とかかわりたい、あまり大きな施設で働くのに抵抗があるという人におすすめの転職先です。
乳児院
保護者が重い病気だったり、経済的な理由などやむを得ない事情によって、家庭で子どもを育てることが難しい場合、保護者に代わって1歳までの乳児を養育するのが乳児院です。
例外的に2歳、3歳まで入所している子どももいますが、基本的には乳児が保育の対象となるため、ミルク、着替え、遊びなど、子どものすべてのケアをまんべんなく行う必要があります。
公立乳児院もあり、公立の場合は公務員になりますから、公務員試験をパスしなければいけません。
そのかわり公立乳児院に転職すれば、退職金や福利厚生面は文句のない待遇を受けられるため、保育の仕事で生活を安定させたい人に向いています。
障がい児放課後デイサービス
障がい児放課後デイサービスとは、6~18才までの子どもが、放課後や長期休業中に利用できる福祉サービスです。自立支援のための活動をしたり、創作活動をしたり、企画をたてて地域の方と交流することもあります。
厚生労働省が2017年の1月に、「置くべき従業者を児童指導員、保育士又は障害福祉サービス経験者とし、そのうちの半数以上を児童指導員又は保育士としなければならない」と定めたので、保育士の需要がとても高いのが障がい児放課後デイサービスなのです。
障がいのある子どもが通所しているため、保育士の資格だけでは対応しにくいところもあるため、さらに経験者は優遇される傾向にあります。
デパートやレジャー施設の託児所
保育士の資格を活用して転職するなら、保育施設に限定しなくても、あなたが普段利用しているデパートやレジャー施設でも活躍できます。
デパートやレジャー施設に設置されている託児所は、お客様が買い物をしている間に子どもを預かるサービスです。
預かる時間が短時間であることと、デパートの閉館時間になればおのずと終業時間になるため、残業があまりないというメリットがあります。
自然教室
海・山などの自然とたわむれる自然教室では、子どもたちに自然の楽しさや厳しさなどを教えるという教育的な側面の強い仕事が保育士に任されます。
また、自然教室を利用するのは子ども単独ではなく、保護者も一緒に教室に来るため、子ども向けの対応と同時に大人向けの対応もしなければいけません。
また、山中のオフロードなどを車で体験するという自然教室もあり、自動車の普通運転免許も保育士と同時に必須の資格にしているところもあります。
アルバイトなどの非正規雇用が多い自然教室ですが、正職員になると月給が20~25万円と、通常の保育園の保育士よりも優遇された待遇になっています。
美容室の託児所
今はママになってもキレイでいることが当然…キレイなママでいたい!と思う保護者が多く、美容院に頻繁に通う保護者もたくさんいます。
でも、自分が美容室に行っている間に子どもを見ていてくれる人がいない…そんな問題を解決すべく、最近の美容室では美容室の中に託児所を設けて、思う存分キレイになってもらおう!という取り組みがされています。
その託児所では保育士の資格を求めている場合が多く、保護者がヘアカットしている間に保育をします。利用者が少なく、パーマやカラーを同時にしたとしてもせいぜい3~4時間がいいところですから、保育時間も短いものです。
さらに、美容室が閉まれば保育の必要もありませんから、必然的に残業がありません。
- ショッピングモールのアミューズメントパーク内保育士
- ホテル・旅館併設の託児所
- 肢体不自由児の児童福祉施設
- 児童家庭支援センター
③保育士から異業種・異職種へ転職(保育士資格が必須ではない働き方)
最後は、保育士資格は必須ではないけど、保育士としての経験やスキルを活かせる働き方をいくつか紹介したいと思います。
一般企業の事務職
保育士の資格を持っている人は保育士養成の短大や専門学校を卒業してきた人が多いでしょう。中には独学(通信教育も含めて)で保育士試験(国家試験)の勉強をして合格したという人もいるでしょう。
短大や、専門学校を卒業してきた人は、学生時代に簿記やビジネス系の資格を取得してきたという人もいますよね。その資格を使って一般企業のOLとして転職するという方法があります。
OLといってもいろいろありますが、学生時代にビジネス系の検定を取得した人は事務職をおすすめします。
保育士時代にも保育日誌や行事計画書など、たくさんの書類をつくってきた経験があるので、書類作成をする際にその経験を活かすことができます。
一般企業の営業職
同じく一般企業に転職するなら、営業職になるという方法もあります。
保護者との対応、写真や給食などの業者とのコミュニケーションをしてきた経験やスキルは、営業でも活かすことができます。
間接部門の事務職よりも直接部門の営業職のほうが待遇がよく、同じ会社でも事務職は手取り150,000円に対して営業職はインセンティブも込みで300,000円という、わかりやすい収入の違いが出てきます。
もちろんその分残業が多かったり、人と接する仕事だけにストレスフルだったりとデメリットもありますが、それでも収入面で保育士では到底無理な収入が得られることから、待遇面に不満を持って保育士からの転職を考えている営業職に転職するメリットは十分にあります。
介護職
特別養護老人ホームや介護老人保健施設、デイサービスやグループホームなどで介護職になるという方法もあります。
保育士から介護に…というと、まったく関連がないように感じるかもしれませんが、同じ福祉業界であり、子どもたちのケアと似通っているところもあります。
また、介護福祉士の資格がなくとも、デイサービスなどの一部の施設なら問題なく転職可能です。転職後に介護福祉士初任者研修を受講するように指示されるかもしれませんが、多くの施設ではそのようなキャリアアップにかかわる費用は職場で負担してくれます。
介護の資格は取得しておけば、自分の親の介護の時にも役立ちますし、デイサービスなら夜勤もなく、保育園に近い感覚で勤務することができます。
アパレル業界
元々おしゃれに興味があって、服が好きだという人は、まったくの異業種になりますが、アパレル店員になるという選択肢もあります。
保育士は職場ではおとなしめの服装で、おしゃれをしてはいけないという決まりがあるところもあり、さらにエプロンを着用するので、その反動でプライベートでかなりおしゃれを楽しんでいるという人も多いのではないでしょうか。
大人向けの服はもちろんのこと、子ども服の販売ともなれば、来店するお客様が子どもの洋服を選んでいる間に子どもの相手をする際に、保育士のスキルが役立ちます。
また、子ども服のサイズ感についても、経験があるので、4歳なら標準は100~110くらい、などの服のサイズについても詳しくアドバイスできますよね。
- ベビーヨガやキッズマッサージの講師
- キッズモデルの事務所
- 子供向け商業施設の運営スタッフ
気になる働き方はありましたか?
ここで紹介している働き方はごく一部です。新しい働き方も年々増えているので、転職の際は広い視野で自分に合った職場を探していくことが大切ですね。
では、次の章では転職を成功させるためのポイントを見ていきましょう。
保育士の転職活動・求人探しで必ず押さえておきたい3つのポイント
保育士が転職に失敗しないためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
最低限押さえておきたい3つのポイントを解説していきます。
① 年代別の中途採用傾向をおさえて求人を選ぶ
あなたの年代がどこらへんかによって、中途採用の傾向にもいろいろな違いがあります。
20代の保育士
20代の場合、第二新卒枠(保育士経験1年目~3年目が目安)に当てはまることも多く、保育業界の中でも最も需要の高い年代です。
子どもたちは、とにかく全力で遊んでくれる保育士が大好きですから、体力もやる気もある20代の保育士の転職は決まりやすいものです。
そのため、中途採用で転職するとしたら、「若さ」「やる気」「柔軟性」といった点を強調すると採用されやすい傾向にあります。
30代の保育士
保育士の中でも、30代となると、じょじょに体力も衰えてくる年代です。そのかわり、スキルや経験値が高くなり、体力を使わずとも子どもたちの心をつかむ術を身に着けてきますよね。
そんな30代の保育士を中途採用する保育園側は、主任などのある程度の取りまとめ役のような役割ができることを期待しています。
そのため、マネジメントの経験がある30代は、積極的に採用される傾向にあります。
40代の保育士
40代の保育士で、マネジメント経験もない場合は中途採用のハードルが高くなります。特に、40代の保育士は、正職員での雇用はめずらしく、パートなどの非正規雇用であることが多いです。
体力面で不安を感じる保育園側に対して、これまでの経験をアピールするなどの上手な立ち回りが必要になってくるでしょう。
② 理想の条件にマッチする求人を選ぶ
転職するからには、もう前職と同じことで悩みたくないですよね。そのためには、条件から選ぶ必要があります。
いくつか例を挙げてみましょう。
高収入の求人を狙う
せっかく転職するからには、高収入の求人を探したいですよね。高収入の概念は人によって違いますが、最低でも年収400万円以上なら、保育士として十分高収入だといえるでしょう。
実際、年収500万円以上の求人もあります。このような高収入の求人は、企業内保育所、院内保育所などが多いです。
特に企業内保育所の場合は、企業の業績がよければ賞与に反映されることもありますから、年収500万円以上も叶えることができます。
オープニングスタッフの求人を狙う
保育士として転職すると、どうしても中途採用のために、ある程度できあがった保育士や保育園職員の人間関係の中に入っていく必要があり、人間関係で苦労してきた人も多いのではないでしょうか。
オープニングスタッフの場合、保育園のすべての人間関係が最初からスタートできるので、「人間関係を把握するのに疲れた」「途中から出来上がった保育士の輪に入れない」などの悩みを解消しながら転職することができます。
小規模園の求人を狙う
大規模な保育園では、整備・設備が整っていたり、保育手順が体系化されていたり、いいこともあります。でも保育園の規模が大きければ大きいほど職員の数も多くなり、派閥ができたりするものです。
しかも大規模園だと園児数もかなり多く、法定基準があるとはいえ、ひとりあたりの保育士の業務負担は重くなってしまいます。
それに比べて小規模園は園児数が少なく、園舎や園庭の面積も限られているので掃除が楽だったり、ひとりの保育士が受け持つ園児数にも違いが出てきます。
園舎の面積が小さければ、装飾にかかる時間も短縮できますから、保育士の業務負担も少なくて済みます。
人間関係良好な職場を選ぶ
保育士が転職する理由は、体力的なものもあるかもしれませんが、多くの人が人間関係に悩んで転職を希望するのではないでしょうか。
そのため、保育士の中途採用の求人の中にはわざわざ【人間関係良好】という特徴をトップに挙げて掲載しているところもあります。
風通しのよい職場であったり、ほとんどの保育園でみられる”お局様”がいなかったり、人間関係良好をうたっている求人は人気があります。
ただし、求人票にいくら人間関係良好をうたっていても、現場の職員はそう感じているかどうかはわかりません。
そのため、転職する前に実際に園の見学に行ってみることをおすすめします。
③ 自分自身の現状や経験に照らし合わせて求人を選ぶ
転職したい理由は人それぞれ…あなたの事情にピッタリ寄り添う求人を見つけることも大切です。
ブランクがある場合
女性の保育士の場合、結婚や妊娠などの事情によって一度保育園を離れる必要がある場合が多いですよね。産休・育休制度がある保育園もあるものの、夫の意向もあって、一度退職する人も多いのではないでしょうか。
そのような場合、子育てがひと段落してからもう一度保育士として復帰したいと思い、中途採用で求人を探す人も多いでしょう。ところが、ブランクが長ければ長いほど現場に復帰するのは難しくなります。
ブランクがある場合は、応募書類の作成や、面接時に対策が必要です。
応募書類では…ブランクの理由を明記する。結婚や妊娠の場合はそのまま正直に書く。病気による療養の場合は、完治している旨をアピールする。
面接では…過去に経験があるからと押し通すのではなく、謙虚さが大切。ブランクがあると最新の保育知識や法改正についていけないことも多いため、”常に勉強します”という謙虚な姿勢で臨むことが大切。
未経験の場合
保育士資格を取得しても実務経験がない人もいますよね。保育園側としては、資格があっても現場経験がないと雇用するのが不安…というところもあります。
そのため、未経験の場合は年齢が若い場合は若さ、体力をアピールしましょう。ある程度年齢を重ねている人の場合は、落ち着いた対応、臨機応変さをアピールしましょう。
いずれにしても、保育業界は人手不足ですから、未経験者でも積極的に採用し、教育していこうという保育園がほとんどです。臆せずにまずは応募してみましょう。
保育士以外に保有している関連資格がある場合
あなたが短大や大学を出ていて、保育士以外にも検定・資格を取得している場合はさらに転職の場が広がります。
幼稚園教諭のほかに、児童指導員、ビジネス系の資格で秘書検定、ワープロ検定などの資格がある場合は、書類作成などでも活躍してくれそうだなと採用側に想像させることができます。
上記のような資格がある場合は、保育園はもちろんのこと、児童養護施設などで児童指導員としても活躍できます。
こうして見てみると、「考えることが沢山…」「転職のハードルは高いな…」と感じる人が多いかもしれませんね。
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保育士の転職成功体験談
保育士の資格を活かして、さまざまな場所で転職を成功させた人は、今どんな場所で活躍しているのでしょうか。
人間関係で悩んで…オープニングスタッフとして転職(20代後半・女性)
公立保育園の保育士になりたかったのですが、公務員試験に不合格だったので、地元の私立保育園に就職しました。
でも、いざ就職してみたら、主任の保育士のイビりがひどくて、その先生のせいですでに8人も退職していったくらい、毎日イヤミ、いじめのようなことがあり、耐えられなくなって転職を決意しました。
もう人間関係で悩みたくなかったので、一番しがらみがないと思い、保育士の求人だけを専門に扱っている転職支援サイトに相談した結果、オープニングスタッフとして他の保育園に転職することに。
オープニングスタッフのいいところは、まだ人間関係ができていないので、新しく人間関係がイチから築けることです。
年収は前の職場とあまり変わりませんでしたが、一番の悩みだった人間関係の問題がなくなったので、それだけでも転職してよかったと思います。
幼稚園教諭の資格を活かして認定こども園に転職(20代前半・女性)
短大で保育士と幼稚園教諭の2つの資格を取得して、短大の先生の紹介で私立保育園に就職しましたが、給与が低くて、手取りで14万円で一人暮らしをしていたので、本当に生活が厳しく、貯金をするのも難しかったので、転職することにしました。
でも、ひとりではどうしたら年収アップにつながるのかがわからなかったので、保育士専門転職サイトに相談しました。転職サイトのキャリアアドバイザーとの面談で、所有している資格も洗いざらい言ったら、保育園ではなく、認定こども園への転職を提案されました。
体制も保育園とは違うし、私に務まるのか不安でしたが、実際に転職してみたら資格手当がかなり手厚くもらえて、しかも賞与もあって、結局手取りで19万円と、かなりの収入アップにつながりました。
今のこども園は、きちんと能力を評価しての昇給もあるので、年齢を重ねると同時に収入もアップしていくことを考えると、はやめに転職を決意して本当によかったと思います。
自分のこどもの送迎もできず、残業のない保育園に転職(30代前半・女性)
前の職場で産休・育休を使ってこどもを出産しましたが、出産後、自宅近くの保育園に預けながら保育士の仕事を続けていました。ところが、出産後も仕事の量はかわらず、普通に退勤時間からミーティングが始まることも多く、これでは仕事が続けられないと思いました。
転職サイトで残業のない保育園を紹介してもらい、前の職場からはいろいろ言われましたが、転職。残業がないのは本当で、ミーティングも時間内に終わらせるように自分たちで工夫しているし、事務員がいるので事務作業をする時間が削減されて残業なく、こどもの送迎ができるようになりました。
子どもができても保育士の仕事がしたい!学童保育に転職(30代前半・女性)
勤務していた保育園が、産休・育休の制度自体はあるものの、実際に利用した人がおらず、申請しにくい雰囲気でした。先輩職員も妊娠が発覚すると同時に辞めていくので、私も慣例にならうのは不本意でしたが、退職することに。
子どもを産んでからは実際に出産前と同じように保育士の仕事を続けるのは難しいと実感しました。子どもが幼稚園にあがると同時に転職を考えましたが、ブランクがあるのが不安でした。
転職サイトで学童保育の求人募集をみて、勤務時間も短いし、これなら…と思い応募。学童保育の対象は小学生なので、乳幼児のケアをしていた前職のころよりも負担がかなり楽です。
未経験でも保育士になれた!(30代後半・女性)
前職では事務職をしていたのですが、子どもが好きで通信教育で勉強し、国家試験を受けて保育士になりました。保育士の資格を取得したのはいいものの、未経験で現職が事務職では難しいかなと不安でした。
でも、ハローワークで根気強く求人募集を探して、「未経験でも可」という求人を見つけました。面接や応募書類でアピールしたのは、「保育士になりたい気持ちが強かったから、難関の国家試験をパスできたこと」「私生活で2人の母親で子育てを経験していること」です。
無事に採用されて、未経験でも念願の保育士になれました!今勤務している保育園は、高齢者福祉施設と併設されていて、前衛的な法人のため、残業ゼロを掲げています。
残業が多いといわれる保育士業界の中でも、自分の生活に合う保育園に務めることができてよかったです。
保育園から年収アップをめざして…こども園に転職(20代後半・女性)
同じ保育園で勤め続けて5年。とにかく給料がかわらない!手取りで14万円が変わらないので、なかなか貯金もできないし、キツキツの生活で余裕もないのがイヤになって、転職するなら30歳になる前がいいのではと思って、保育士向け転職サイトに登録しました。
保育士の転職サイトでは、自分の希望を正直に伝えて、でも保育の仕事自体は好きだったので、紹介されたのは新設されたばかりの認定こども園でした。
幼稚園型のこども園だったので、帰りの時間が14時半の子どもが大半で、預かり保育の子どもたちもお迎えの時間が早く、その分自分の保育日誌や装飾の仕事も早く終えられました。
何より転職してよかったと思ったのは、手取りで18万円にまで給料が上がったことです。賞与にも月給が反映されるので、年収もかなりアップしました。
キャリアアップをめざして!研修の充実した保育園に転職(30代後半・女性)
前の職場では、保育園の雰囲気が「何をやってもかわらない」「イヤイヤやってる」のという感じで覇気がなく、モチベーションの高い私には耐えられませんでした。
年齢が年齢だけに転職は難しいかなと思いましたが、近場の保育園などのホームページやハローワークで求人を探してみました。しかし、私の希望に合う保育園かどうかの見分けがつかず…。
そんなときに、保育士専門の転職サイトがあるということを知り、早速利用してみました。
転職サイトでは内部事情にも詳しいらしく、キャリアアップ研修があったり、研修の補助金があったりという条件で探してくれました。
転職した先(私立保育園)では、月に1度、専門家を招いた研修会があったり、キャリアアップのための制度が充実しています。私立なので資格で勤務年数などの制限がなく役職につけるので、今は役職をめざしてキャリアアップに励んでいます。
さいごに
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
自信を持って転職活動を始めることができそうですか?
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保育士専門転職サイトの非公開求人クラスの求人例
- 【年収500万円】一部上場企業の企業内保育所で、少人数保育をしながら高収入
- 【保育士・幼稚園教諭W資格優遇】保育士と幼稚園教諭の両方の資格を持っている場合、資格手当として月に15,000円支給
- 【残業なし】19:30以降の残業禁止で完全時間内勤務の保育園
- 【高収入】総合病院の院内保育で夜勤あり、夜勤手当等を含めて年収500万円以上確実
- 【人間関係良好】風通しのよい職場で保護者との関係も良好
- 【賞与4.0か月】月給180,000円に加えて賞与2.0か月を夏・冬に支給
- 【完全週休2日】日曜は完全に休みの託児所。土曜日と平日に完全週休2日休みでプライベート充実
- 【未経験者OK】院内保育所。未経験者向けサポート充実
- 【ブランクあり歓迎】保育所経験者ならブランクがあっても即戦力として歓迎
- 【福利厚生充実】退職金2年目から充実、社会保険完備、保育園外の研修OK、資格取得支援制度ありでキャリアアップもめざせる