[PR]

託児所(定期利用・一時利用)
子どもを預けておく施設というのは、何も保育園だけではありません。買い物に行く際、劇場で演劇を見る際など、一時的に子どもを預けておけるような場所があればということで、全国に託児所は多数あります。

託児所と一口で言っても、その種類・形態はさまざまなものがあり、それぞれの目的で運営されているのです。

そんな託児所で保育士が働く場合に留意しておくべき特徴と、仕事内容や給料・待遇などについて説明します。

託児所の種類と特徴

託児所には、大きく分けて二つの種類があると考えられます。それは、不特定多数の人が利用する施設と、決まった人が利用する施設です。

前者はデパートや劇場・駅中などに設置されている預かり所のようなところがあるでしょう。後者は、会社と業務提携をしている外部の託児所であったり、病院の院外託児所であったりが考えられます。

不特定多数の人が利用する託児所と、決まった人が利用する託児所とでは、仕事で注意すべきところも変わるため、応募しようとしている求人の託児所が、どのような託児所なのかどうか、注意深く見ておく必要があるでしょう。

託児所で働く保育士の仕事内容と一日の流れ

託児所の仕事内容は、基本的には保育園とあまり変わりません。

ただ、特定の子どもを扱う託児所(長期的な預かり)と、一時的に子どもを預かっておく託児所とでは、若干業務内容も変わります。

一時的に預かるだけのところである場合、外に出ることがなく、ただ子どもが大人しくしているか・安全に遊んでいるかなどを見守るのが仕事です。

一方、長期的に子どもを預かるところである場合は、外に散歩に行くこともあります。

仕事の流れとしては、子ども達が登園する前に出社し、子ども達が登園してきたら様子を聞く。室内で遊び、午前中に朝の会とおやつタイムがあり、散歩や水遊びなど外に出て遊びます。それからお昼ごはんを食べて、お昼寝をする。

起きたらまたおやつを食べさせ、室内遊びをさせ、再び散歩させ、夕食を食べさせ、最後の子どもが帰宅すれば託児所の一日の仕事が終わりです。長期的に、契約している子どものみを預かる場合は、そのような流れになっています。

院外託児所や業務提携をしている企業の職員が利用する託児所は、外出しないだけで長期的に預かる場合の託児所と業務内容が同じになります。

一方、デパートなどに備え付けられているような一時的な預かり所の場合は、外に出ることも、ご飯を食べさせることも、おやつを食べさせることもありません。

託児所の保育士求人傾向

託児所は、正社員の求人もそうですが、パートやアルバイトの募集がとても多いです。保育士の職場の中でも、特に非正規雇用の募集が多く見られる傾向があります。

そのため、さまざまな働き方ができるというのが利点です。託児所の数も多く、全体の求人数が多いため、立地などにもこだわることができます。

自分に合う働き方ができるのが、託児所で働く際のメリットと言えるでしょう。

託児所で働く保育士の給料相場

パートやバイトの募集が多いということで、時給で働く人が多いです。その相場は、900円から1300円程度です。

中には1700円と高めの時給を設定しているところもありますが、特別時給が高いとは言えないでしょう。保育園のパートタイムなどに比べれば、時給が低いです。

正社員の月給相場ですが、これは17万円から23万円程度となっています。求人を見ていると、未経験で19万円・20万円からというものもあり、場所によっては待遇が良いところも多いです。

待遇が良いのは、院外託児所や企業の外部託児所などの場合がほとんどとなっています。

主にシフト制で残業は少ない

基本的に、託児所は保育園よりも子どもを預かっている時間が長いです。場合によっては夕食を食べさせることもありますし、夜から朝まで預かるということもあります。

託児所によっては24時間体制のところもあるため、基本的に交代制のシフト制で、1日8時間勤務となっているのです。

交代制でしっかりシフトが組まれるため、残業をすることもほとんどありません。しっかりと時間の枠内で働き、働いた分の給料が得られるようになっています。

給料については託児所の形態によりけりですが、給料が高いところを選ぶようにすれば、好待遇で働くことができるため、待遇について妥協しないことが重要です。