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保育士業界は、パートや非常勤で働いている人が多いです。保育士の平均年収が低い理由のひとつは、それなのではないかというほど、他の業界に比べて正職員の割合が少なくなっています。けれども、保育士が正社員で働くことができないわけではありません。
正社員の募集も、転職サイトを利用してみれば、案外多く見つかるものです。正職員(正社員)として働きたいという保育士が求人を選ぶ際、どこに気をつければ良いのかについて見てみましょう。
保育士の正職員の求人状況
求人数は多いが、他の業界に比べると少ない
先ほども少しだけ述べたように、正社員の求人数は、意外と多いです。保育士専門の転職サイトなどを見てみると、公開求人だけでも多数あります。そこに非公開求人の数を上乗せすると、とても多いです。
たとえば、2016年3月下旬時点で、マイナビ保育士という転職サイトの正社員(正職員)の公開求人数を調べてみたところ、日本全国で2,600件見つかりました。
日本全国ということを考えると、他の業界に比べると少ないのですが、保育士業界としては決して少なくはないです。どの地域であったとしても、正職員の求人をある程度は確保することができます。
一つの転職サイトだけでも2600件なのですから、他のサイトを使ったりしてさらに候補を増やせば、十分に求人の比較検討ができるでしょう。
人材紹介・転職エージェントを使うことを視野に入れる
それぞれの保育園・施設のホームページでの採用情報だけでは、不十分です。不特定多数の求人について調べることになりますが、人材紹介サービスや、転職エージェントを利用することも視野に入れておきましょう。
エージェントを利用すると、求人の紹介・転職に関する相談などを受けることができます。条件交渉などもしやすく、条件に近いものを探してきてくれるため、便利なサービスです。
正社員求人を選ぶ際のポイント
チェーンか否か
まず、正社員求人を探す際に、その施設がチェーンの施設かどうかを見てみると良いでしょう。保育所には様々な形態があります。
社会福祉法人が運営している単独の保育園、自治体が運営している公立の保育園、そして自社保育園をたくさん展開しているチェーンの保育園です。チェーンの保育園は株式会社が運営しています。
そういったところは、仕事とプライベートの垣根があまりなく、アットホームな職場であることが多いです。株式会社がチェーン展開しているところは、ビジネスライクな考え方をしているため、仕事は仕事と割り切った付き合いをしているところが多くなっています。
そういったところになると監査も厳しくなり、有給休暇の消化率も上がる傾向があるのです。さらに、給料や福利厚生も明確な規定があるため、わかりやすくなっています。
残業代は給料に含まれているのかどうか
求人の給料の項目を見るときには、残業代に気をつけましょう。求人を見て「給料が高いなあ」と思っていても、そこには残業代が含まれていることがあります。基本給だけで見てみると決して高くはないということがあるのです。むしろ、基本給が他よりも圧倒的に低いこともあります。
残業代は別として計算されているところの方が、安心できるのです。
必ずホームページを見るようにする
最後に、気になる求人があった際には、その施設のホームページを見るようにしましょう。ホームページが無いというところは今時無いでしょうし、もしあったとしても、そういったところは除外しておくようにすると問題ありません。
ホームページは、その施設の特色=カラーを知るための判断材料となります。保育の方針なども記載されていることが多いため、自分と合った職場なのかを確かめるという意味で、ホームページは要チェックです。