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待機児童の問題もあってか、保育園の数が足りていないと叫ばれており、まだこれからも新しく保育園は誕生していくでしょう。

新しい保育園ができるということは、そこで働く保育士が募集されるということです。いわゆるオープニングスタッフですね。

オープニングスタッフとして働くのには、メリットとデメリットがあります。

オープニングスタッフの保育士として働くメリット

職員同士の上下関係が無い

先輩後輩という上下関係による人間関係の悩みというのは、保育士にとって大問題です。オープニングスタッフとして働けば、人間関係はすべてこれから形成されるものとなります。

そこで働く保育士全員、これからスタートする人たちばかりです。もちろん、保育士としての経験上先輩後輩はあるかもしれませんが、その施設内においては全員横並びになります。

上下関係というものがほとんどなく、お互いに相談をしやすい雰囲気があり、働きやすいでしょう。

全員で保育園をつくりあげていくという一種の共同作業・目標へと向かう動きによって、連帯感と団結力も生まれ、チームとしてとてもレベルの高いものとなります。

1から作り上げるやりがい

新しい保育園は、まだまだこれからです。遊具やおもちゃなどの備品についても、まだまだ不確定だったり、これから増やしていかなければならないこともあるでしょう。

特におもちゃや備品については後から増やすことも可能なので、「こういったおもちゃがあったほうがいい」「こういった備品があったほうがいい」という意見も受け入れられやすいです。

保育園を1から自分たちで作り上げていくということには、とても大きなやりがいがあります。備品といった物理的な面でも、先ほど述べたような人間関係という意味でも、保護者との関係も全てがこれからです。

そういった作り上げるやりがいが、最大のメリットと言えるのではないでしょうか。

オープニングスタッフの保育士として働くデメリット

ノウハウやマニュアルがまだできていない

新しいということは、メリットと同時にデメリットも存在します。1から作り上げていくということは、その園においてのマニュアルやノウハウのようなものも、まだ存在しません。それは作り上げる楽しさ・面白さというメリットに繋げられれば良いかもしれませんね。

ただし、ルールがまだ確立されていないということは、上からの指示がころころと変わることがあるということです。

保育の方針についてもコロコロと変わっていき、変化があるたびに振り回されてしまいます。そういったデメリットがあることも意識しておきましょう。

軌道に乗るまでボーナスが出ないこともある

オープン当初は予定していたよりも子供の数が少なかったりして、経営が大変なものです。予想以上に入園者が少ないといった場合には、経営が軌道に乗るまでの間はボーナスが出ないということもあります。

「軌道に乗ったら、その分も払うから」と言いつつ、支払われないことも多いです。1年分・2年分とボーナスが抜け落ちてしまいます。

仕方の無いことですが、給料やボーナス・手当てなどについて、事前に問い合わせておく方が安心できるでしょう。

オープニングスタッフの保育士求人探しのポイント

気長に出回るのを待つ

オープニングスタッフの募集は、新しい保育園ができなければ出回りません。地域を限定して探した場合は、いつ求人が出回るかもわからないため、気長に待つ必要があります。

1年でまったく保育園が増えないところもあるでしょうし、住んでいる地域によっては、なかなかオープニングスタッフとして働くことができないということもあるでしょう。

募集は10月から2月が多い

オープニングスタッフを募集するには、春のオープンに間に合わせなければなりません。オープン前に教育を一通り終わらせておこうと思えば、募集の時期も限られてきます。保育園のオープニングスタッフの募集が出回ることが多いのは、10月から2月です。

仕事をしながら求人が出回るのを待ち、10月から2月にかけては求人をよくチェックしておくようにしましょう。