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地方と都市部では、求人の傾向が違うというのは、どの業界でもそうです。

保育士業界でも、地方と都市部とではさまざまな違いがあります。それは求人の内容であったり、職種であったり、そもそもの求人数であったりさまざまです。

そういった違いについて気になるという人も多いでしょう。上京を考えているという人であればなおさらです。そこで、地方と都市部の求人傾向の違いについて、見てみましょう。

都市部で保育士求人を探すメリット

保育施設数が多く、求人が多い

都市部はやはり、保育施設数が多いです。特に東京は人口が多いため、保育施設数もそれだけ多くなります。若者が多く子供が多い都市部では、地方よりもたくさんの保育施設があるのです。

そのため、求人はとても多くなります。一般的な保育園の求人だけでもその数はとても多いです。

地方では、やはり保育施設数もそこまで多くなく、求人数は少なくなってしまいます。特に子供の少ない地域においては保育施設の数がとても少なく、新しく誕生する兆しもないということがあるでしょう。

保育士有利な異業種の求人が多いなど、幅が広い

都市部では、保育士の職場とは別のところで、保育士の経験を活かすことのできる職場が多いです。たとえば子供用品のメーカーや、子供服のブランドなどですね。

そういった異業種で働くことを考えるのであれば、都市部の方が良いかもしれません。地方では、保育士有利の異業種の求人も少ないです。

求人の選択の幅が広いのが、都市部の強みと言えます。

大手企業経営のところが多く、福利厚生が充実傾向にある

都市部では地方に比べて、大手企業が経営しているチェーンの施設が多いです。企業が経営しているところは、福祉団体が経営しているところよりも経営が安定しています。経営ノウハウがしっかりありますからね。

また、保育士の育成に関しても企業の方が有利ですし、企業経営のチェーン保育園は、福祉団体に比べると福利厚生を充実させる傾向があります。

これも経営の安定や保育士の育成に準じているものです。都市部はそういった求人が多いため、全体的に福利厚生が充実している傾向があります。

地方は福祉団体が運営しているところも多いため、全体的に福利厚生も充実しているとはあまり言えません。

最先端の保育技術・保育施設に触れることができる

新しい形の保育施設や保育技術を試す場合、都市部で試すことがほとんどです。特に東京においてはその傾向があります。

駅ビルでの保育園など、新しい取り組みは東京などの都市部を中心としてされ、そういった新しい形態の保育施設の求人も、都市部であれば出回ります。

地方で保育士求人を探すメリット

給料に関しては都市部と同等

給料に関しては、都市部と地方のどちらのほうが高いとは一概には言えません。都道府県によって変わります。厚生労働省が行った平成25年賃金構造基本統計調査によると、短時間労働者以外の保育士の平均年収は、京都府が一番高いそうです。

これはボーナスも含まれています。その平均年収は385万円で、これは全ての職種に比べて81.3%の数値です。2位は群馬県・3位は愛知県・4位は石川県・5位は大阪府・・・。都市部や地方都市や、その周辺にある都道府県が給料が高くなっています。

地方の方が職場がアットホームな傾向

都市部には福祉団体が運営している施設の求人よりも、企業が運営している施設の求人の方が多く出回ります。地方においては、それぞれの地方によるのですが、福祉団体の運営している施設の求人が、都市部に比べて多く出回ります。

福祉団体が運営しているところは、ビジネスライクな付き合いではなく、さながら友人関係であるかのような職員同士の付き合いがあるところが多いです。

それはアットホームな職場ということに繋がります。職員同士の仲が良いところは、比較的多いです。ただし、デメリットもあります。

あまりにも仕事という意識が低いためか、サービス残業が当たり前となっているのです。残業が多い・残業代が出ない求人の数も、地方の方が多い傾向にあります。

まとめ

地方と都市部とでは、それぞれ求人傾向に違いがあるということがわかったかと思います。基本的には都市部の方が条件が良い求人が多いです。

求人数が多いため、条件の幅が広く、良い条件のところが数としては多くなっているのです。割合としては、あまり変わらないでしょう。

大切なのは、地方・都市部それぞれでどのようにして求人を探すか、どのようにして生きていくかということです。それぞれにあった求人探し・選びをしなければなりませんね。