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転職をするには、退職がつきものです。

「どうせ辞めるんだから」と、職場への不満を口にしてみたり、円満に退職しなくても良いかなと考える人は多いかもしれません。しかし、それではだめです。

保育士業界は、あまり狭い業界というわけではありませんが、円満に退職できるものなら、円満に退職したほうが自分のためになります。

円満退職をするとその仕事場に復帰することも可能になるのです。それを考えている・考えていないに関わらず、日本社会に身をおく人間として、円満退職をしておきましょう。

退職はタイミングが大切

いつ辞めるのかを考える

まずは準備からです。転職をするための退職、いつ辞めるべきなのかを考えましょう。辞めようと思ったときが辞め時・・・ではありません。

退職をするタイミングは、転職先が決まってからが良いでしょう。収入が無い状態で転職活動をするとなれば、金銭的にも精神的にも負担が大きいです。

しっかりと仕事をして収入を得ながら転職活動をすることによって、金銭的にも精神的にも余裕を持って転職活動を行うことができます。タイミングは、再就職先が決まってからがベター。

退職の意思を伝える時期に注意

退職をする旨を伝えるのはいつが良いのでしょうか。

それは転職活動を始める前です。「転職するために退職したいのですが・・・」と相談すれば、「いつ転職するのか」と聞かれることでしょう。そこで「もう転職先が決まっております」と言えば、施設側はどう思うでしょうか。

自分に知らせず転職活動を行い、もうすでに転職先が決まっている・有無を言わさずに退職するということですから、当然良くは思われません。立派な背信行為です。

人手不足なら、代打が見つかってから

もしも今働いている職場が人手不足である場合には、自分の代わりの人材が見つかってから退職するようにしましょう。

人手不足である場合は施設側から「代わりが決まるまでいてくれないか」と言われるはずです。そこでNOと答えるのでなく、YESと答えるのが円満退職には必要なこととなります。

人手が足りないのに辞めてしまっては、施設の長だけでなく、一緒に働いている同僚にまで迷惑がかかってしまいます。そのため、大だが見つかってからの退職が好ましいのです。代打を見つけるためには最低でも1ヶ月以上は必要ですから、2,3ヶ月前には退職の意思を伝えます。

そうして代打が見つかってから辞めるのです。

退職理由を伝えるときはポジティブな内容に変換

退職理由は、さまざまなものがあるかと思います。給料が少ないから・方針に合わないから・人間関係に難があるから・・・。その理由のほとんどが後ろ向きな理由であることでしょう。しかし、後ろ向きな理由をそのまま伝えてしまっては、あまり印象は良くありません。

それはその施設を貶していることになります。

そこで、後ろ向きな退職理由を全てポジティブに・前向きに・むしろ上向きに変えてやりましょう。たとえば給料が少ないというのは、自分ならもっと良い待遇のところで働けるのではないかと思ったという理由に変えることができます。

そのように、ポジティブにすることによって相手も「頑張ってきな」と快く送り出す気持ちになれるのです。

引継ぎ作業は積極的に

退職するまでに自分がしていた仕事・やりかけていた仕事がある場合には、それを他の人に引き継ぐことになります。その際、引継ぎは誰かに言われてやるのでなく、自分自身が進んで主導となって行うようにしましょう。

引き継がなければならないことをリストにまとめておくことが大切です。

退職に関する各種手続きも抜かり無く

退職をするためには、退職手続きが必要です。それは退職届を出せばそれでいいというものではありません。正職員として勤務していた人は、施設に返却するものがあります。

健康保険被保険者証や身分書類・通勤用定期や備品などは返却しなければなりません。返却は抜かりなく、迅速に行いましょう。