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自分で自分の保育を振り返って、仕事に活かす取り組みである自己評価。自己評価を実施している保育園は多いでしょう。

自己評価シートを書くたびに、どのように書くべきなのか悩むという人も多いです。

「これだ」という書き方が存在しないものなのですが、書く際に心がけておくべきポイントや、常に日々の業務で心がけておくべきことがあります。

保育士の自己評価の目的

保育士の自己評価というのは、どのような目的・ねらいがあるのかを、振り返っておきましょう。

保育園で大切なのは、PDCAです。プラン・ドゥ・チェック・アクションですね。

計画して実行して見直しして実行してみるということです。

保育園での保育の方針・保育士の取り組みと保育士の仕事ぶり、それらを見つめなおすためには、まず保育士が自己評価を下さなければなりません。

自分自身で評価し、改善点などを見つけ、改善方法を計画して実行するのです。

つまり、保育士の自己評価というのは、単に職場の人がその人の働きぶりを見るということだけではなく、自らを省みることによって、普段の仕事の質を高めることに目的があるのです。

それがねらいということになります。それを意識しておきましょう。

職場の体制に問題があって自己評価や職場改善が機能していない場合は転職も考えよう

自分自身や職場の改善点を見つけて、「良くしていこう」と前向きに取り組んでいるにもかかわらず、職場の体制や雰囲気によってはそれがうまく機能しないこともあります。

そういった心のモヤモヤを抱えながら働くのって結構しんどいですよね?

そんなときは転職という選択肢を前向きに考えてみましょう。

「良い保育園にしていこう」という気風の保育園で働くことができれば、やりがいのアップにもつながりますし、何よりも自分自身の保育士としての成長にも大きなメリットがありますよ!

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自己評価チェックリストの項目

自己評価のチェックリストは、施設ごとにさまざまなものが用意されていることでしょう。その一例として、自己評価のチェックリストのうちの一部を紹介します。

よくあるのは、それぞれのチェック項目に応じて「観察」「聴取」「書類」といったところから評価をするというものです。それから、自分達が実戦していることを書きます。

チェック項目は、「子供の生活・活動に適切な明るさに配慮している」「園庭で、幼児が運動できる場所を確保している」などといった子供のことに関するものが多いです。

それ以外では、トイレ掃除が行き届いているかなど園内設備の清掃に関するものも多く、子供との関わり方以外でも自己評価をすることがあります。

保育士が自己評価を行う際に大切なポイント

批判的に考える

自分自身について評価を下すとき、人間は知らず知らずのうちに肯定的になってしまいます。誰でも、自分自身はなるべく肯定したいものです。

自分が自分を認めなければ、誰も自分を認めてくれません。自分自身が唯一の理解者なのですから、肯定的になってしまうのは当たり前のことといえるでしょう。

普段はそれでいいのですが、こういった自分自身の評価について考える際には、批判的にならなければなりません。

よく、「ネットの情報は嘘だと思いながら読む」「テレビや新聞など、メディアの情報は疑う」ということが大切だと言われています。

それと同じように、疑いながら、自分自身を見直しましょう。

出来てないだろうというのが前提です。

出来てないだろうと思いながらチェックしていって、客観的に考えて出来ていると判断できる場合にのみ、高い評価を下します。出来ていないという前提が覆らない場合には、低評価を下しましょう。

ここで大切なのは「客観的に見て出来ていると言えるかどうか」です。

普段から、その日は何に気をつけて仕事したのかを記しておく

客観的に自己評価を下すための材料となるのが、普段からつけている帳簿です。保育日誌などが、それにあたりますね。

この保育日誌をつける際に、その日何に気をつけて仕事をしたのか記しておきましょう。記憶というのは主観的なものですから、記録しておかなければなりません。

普段から詳しく日誌をつけておくことで、それが自己評価の際に活きてくるのです。

自己評価を書く際には、保育日誌などとマニュアル・指導計画・チェックリストなどと見比べて、客観的に「出来ていたか出来ていなかったか」を判断するようにしましょう。

自己評価を仕事に役立てる

最後に、最初に述べたことをもう一度だけ。自己評価の目的というのは、その評価内容から課題を見つけて実戦し、仕事に役立てることにあります。

評価をしてそれで終わりではなく、評価をして具体的な課題を見つけ、具体的な解決策を立てる。そうしてそれを実行する。

その一連の流れを行ってこその自己評価だということを、肝に銘じておきましょう。