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保育園とひとことで言っても、その運営母体というのは、それぞれ園によって異なるものです。2000年に株式会社が参入できるようになりましたが、それでもまだまだ社会福祉法人が運営する施設が活躍しています。
いまや社会福祉法人と株式会社の両方が、保育業界を主体となって引っ張っていると言えるでしょう。
主体のひとつである社会福祉法人の求人数や、求人の傾向、施設の特徴などが気になるという保育士さんは、このページの情報を参考にしてみてください。
社会福祉法人が運営する施設の保育士求人傾向
求人数が多く、個性もいろいろ
社会福祉法人の運営する施設の求人数は、とても多いです。2000年に株式会社の参入ができるようになるまでは、ほとんどの施設は社会福祉法人が運営していました。
それは保育だけに限ったことではありません。保育業界・介護業界など福祉に関する施設は、社会福祉業界一強だったのです。
そこに株式会社が参入するようになり、株式会社運営の施設が爆発的に増えました。今もまだ増えています。そうだとしても、社会福祉法人の施設が大幅に減少する原因にはなりません。その施設数はとても多く、求人数も多いです。
法人ごとに保育園の特色もさまざまで、個性的。自分に合う理想の保育園を探したいという人には、ぴったりな運営母体と言えるかもしれませんね。
今後、施設数はあまり増えないと考えられる
株式会社の参入ができるようになってから、社会福祉法人の運営する施設の数はそこまで増えていません。
現在、求人数も施設数もとても多いのですが、これからそこまで増えるかというと、そうでもないでしょう。あまり増えていかないのではないかと予想されます。
社会福祉法人が運営する施設の保育士の待遇
給料は平均的
運営母体が社会福祉法人である施設の給料は、とても平均的です。平均的といっても、全業界の日本人の給料平均ではなく、保育士の平均に準じています。
月収18万円から23万円程が一般的であり、相場です。求人を見てみても、初任給は17万円からというところが多い傾向があります。
ただ、大きな法人となると、待遇はとてもよくなります。月収17万円から28万というようなところもありました。
高待遇を期待するのであれば、できるだけ規模の大きい社会福祉法人が運営している施設を探せばよいということですね。
大規模な法人になれば福利厚生は充実する
大規模な法人ともなれば、待遇がよくなると述べましたが、給料だけでなく、福利厚生も充実します。
各種手当てや有給休暇の取得・ボーナスの支給・産休に育児休暇などの休暇制度などがあります。それに加えて保養施設の会員制度や割引制度なども設けているところがあります。
サービス残業が多い
施設数が多い分、一概には言えないのですが、全体的な傾向としては、社会福祉法人の運営する施設ではサービス残業が多いです。サービス残業が基本的にある上で、持ち帰りの仕事がある園・持ち帰りの仕事が無い園という違いがあります。
ただし、これも法人の規模によるものですが、大きな規模の法人になると、時間外手当つまり残業代が付くということもあるようです。
保育業界全体でサービス残業が横行していますが、それを回避しようと思えば、できるだけ大規模な法人の運営する施設の求人を探すのが得策ということになるでしょう。
歴史のある保育園が多い
社会福祉法人の運営する保育園というのは、歴史が長い保育園が多いです。少なくとも、株式会社が運営しているところよりも歴史があります。
歴史があるということは、それだけ方針が安定しているということです。長い年月で培ってきたノウハウというようなものもあり、それに基づいて運営しています。
また、その中で個性が育ってきた保育園も多く、それぞれ園によって仕事のやり方や特徴が違うということが多いです。そのため、根気良く探すようにすれば、自分が理想とする園にもめぐり合えることでしょう。