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近年は小規模保育の人気が高まっているようです。

子供の人数が少なく、職員の人数も少ない「小規模」な保育園がどうして人気なのか、大規模な保育園と小規模な保育園のどこが違うのだろうかと気になる人も多いでしょう。人気があるということは、必ず違いがあるということです。

小規模保育園と大規模保育園の違いについて考えながら、そこで働く保育士にとってのメリットとデメリットについて見てみましょう。

小規模保育園のメリット

小規模は落ち着いた雰囲気がある

小規模保育園は、大規模保育園と比較すると、落ち着いていると言えます。小規模保育園は、A型・B型・C型とで配置人数が決められていますが、それぞれどれも少ないです。

A型の場合を例にとると、0歳児3人につき保育士が1人、1・2歳児6人につき保育士が1人。それに加えて、1名追加配置するのが基本となっていますが、いずれにせよ少ないです。

施設の定員も少ないため、比較的落ち着いて保育に携わることができます。ひとりひとりの子供に目が届きやすく、注意が行き届きやすいです。

保育対象の年齢が違うので、体力的に楽だという意見も

先ほどのA型の人員配置の例で察することもできるかもしれませんが、小規模保育園は大規模保育園と、保育対象となる子供の年齢が違うのです。通常、大規模保育園では3歳から5歳の子供を扱っています。しかし、小規模保育園では0歳から2歳の子供を預かっているのです。

これくらいの年齢の子供は、3歳から5歳の子供に比べると活発ではありません。0歳や1歳についてはあまり動けませんし、2歳になって可動範囲が広がったとはいえ、まだまだ過激な動きはできない。

そのため、大規模保育園よりも体力的に楽だという声があります。

職員が少ないから人間関係も比較的良好

配置基準でわかりますが、小規模保育園は保育士の人数が少ないです。職員が少ないため、人間関係の構築がしやすくなります。人間関係の構築がしやすいということは、ただれた人間関係になりにくいということです。

いじめや嫌がらせができるほど広い社会ではないため、そういったことも発生しにくく、大規模保育園と比べると、人間関係が良好になります。

残業が少ない

小規模保育園は、大規模保育園と比べると、会議や行事などが少ないです。閉園後も長い間会議をしたり、行事の準備をしなければならないということがありません。

そのため、大規模保育園と比べると残業が少なくなっている傾向があります。全く無いということではありませんが、少なく、開園中も保育に集中できるのがメリットです。

小規模保育園のデメリット

高い知識・技能が必要で責任も重い

小規模だからこそ、ひとりひとりに対するキメ細やかな対応が求められます。きめ細やかな保育をするためには、高い知識や技能が必要とされるのです。

また、職員数が少ないために責任も重くなりやすい傾向があります。ひとりひとりの保育士に課される責任が重く、プレッシャーに弱い人にとっては、辛い職場かもしれませんね。

保育士資格が不要なところもある

施設によっては、保育士資格が不要だというところもあるようです。保育士資格が不要な施設だと、有資格者とそれ以外との間で、知識や技能にバラつきが発生します。

さらにそのバラつきが、比較的大きくなってしまうのです。そのため、有資格者に与えられる仕事の量も、仕事の責任も大きく重くなることが考えられます。

盛り上がりに欠ける

小規模保育園は、大規模保育園と比べて、設備規模も小さいです。預かっている子供の年齢層も低いですし、運動会など盛り上がるイベントを実施することが難しくなります。

イベントといっても季節行事ばかりになってしまい、なかなか盛り上がりに欠けるのです。落ち着いていると捉えるとメリットかもしれませんが、盛り上がり・メリハリが弱いという点で言えば、デメリットにもなる違いですね。

まとめ

小規模保育園と大規模保育園には、さまざまな違いがあることがわかったでしょうか。

この違いやメリット・デメリットを考慮して、自分自身には小規模保育園・大規模保育園のどちらが合っているのかを、しっかりと考えて求人を選んでいきましょう。