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保育士にとって、保護者の相談を受けるというのは良いことでもあり、プレッシャーでもあるでしょう。間違ったアドバイスをしたらどうしよう、アドバイスできるほどの知識ではないんだけどなと、いろいろなことを考えて不安になることもあります。

そこで、子育てアドバイザーの資格を取得してスキルアップを図るという選択肢もあります。

その名前のとおり、子育てのアドバイザーを育成するための資格です。

認定子育てアドバイザーの資格概要と取得方法

認定子育てアドバイザーとは、特定非営利活動法人 日本子育てアドバイザー協会が実施している民間の認定資格です。

認定子育てアドバイザーの資格を取得するには、まず同協会の子育てアドバイザー養成講座を受けなければいけません。この養成講座は、ネットから簡単に申し込み可能です。

これを受講して、子育てアドバイザーとして必要な知識や心理技法を習得したのち、上級終了後試験に合格すれば、認定子育てアドバイザーとしての資格が授与されます。会場は渋谷・大阪・前橋にあります。

初級から上級までそれぞれ全6回ずつの講座があり、それぞれ順番に受講する必要があります。

初級は23,000円、中級は24,000円、上級は3,5000円の受講料がかかるので気をつけましょう。eラーニングで一括払いすることも可能です。講座を受けるお金と時間さえあれば、そこまで難しい資格ではありません。

保育士が「認定子育てアドバイザー」の資格を活かせる場面

企業からの委託や行政活動など、活動の幅が広がる

認定子育てアドバイザーの活動の幅は、とても広いです。企業から委託を受けたり、行政での活動をしたりすることができます。

企業から委託を受けて、赤ちゃん休憩室などにおいて、育児に関係したさまざまな悩みの相談を受けるのです。

行政の場合は、区役所などの行政施設において悩み相談を受けることになります。保育士として保育園で働くのに役立つだけでなく、そういった保育園とは別の活動までできるということです。

そういった活動はフルタイムのものではなく、一時的なものなので、保育士の仕事と両立することも不可能ではありません。

実際、認定子育てアドバイザーだけで食べている人は、ほとんどいません。ボランティアのようなものだと思っておくと良いでしょう。

それでも、活動の幅が広がると、それだけ人脈も広がって信用も得られるようになります。人生にハリが生まれ、仕事も楽しくなるでしょう。

保育園でも保護者の相談を受けるのに役立つ

企業からの委託や行政などにおいてさまざまな活動ができるだけでなく、保育園においても、保護者の相談を受けるときなどに役立ちます。今まで相談されて、おっかなびっくり答えていたという人もいるのではないでしょうか。

そういう人がこの資格を取れば、前よりは自信を持ってアドバイスができるでしょう。

また、知識だけでなく心理技法も体得することができます。相談を受ける際にどのように話せばいいのか、どのようにすれば相手の心を掴むことができるのかなどを知ることによって、より深く相手の心に寄り添ってアドバイスできるようになるのです。

保護者からの相談にうまく答えることができれば、それだけ保護者からの信頼も厚くなります。

子育てアドバイザーはあまりお金にならない、ただし・・・。

子育てアドバイザーは、専業でやれるほどお金になる資格ではありません。委託を受けた場合には、時給800円程度で活動を行うことになります。

専業にはなりませんが、保育士の副業として委託の仕事を受けることも可能です。そうすることによって、保育士の給料で足りない部分を補えるでしょう。

お金にせずとも、自分自身の自信に繋がる資格ですから、取っておいて損はありません。

まとめ:ニーズが高くスキルアップにはもってこい

子育てアドバイザーのニーズは、非常に高いです。核家族化やシングルマザーの増加が進んでいるため、育児に悩みを抱える保護者はとても多くなっています。今後もニーズが増えることが予想されるでしょう。

保育士がこの資格を持っておけば、保護者も安心することができ、自分も相談を受けた際自信をもって答えることができます。保護者にも保育士にも良い影響を与える資格です。7万円で自信とスキルを買うのだと思って、受講してみると良いでしょう。