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色というのは、いろいろなところに溢れておきながらも、その影響力はとても大きいものです。色が持つ性質や特性など、色に関するさまざまな知識を身につけることによって、保育士に役立つこともあります。保育士以外の職業への転職にも役立つため、自らのスキルを高めて可能性を広げるのには大いに役立つ資格です。

カラーコーディネーターの資格とはどのようなものか、取得するにはどうすればいいか、保育士がカラーコーディネーターを取得することでどのようなメリットがあるのかなどについて見てみましょう。

カラーコーディネーターの資格概要と取得方法

カラーコーディネーターは、色彩について正しい知識を身につけ、さまざまなビジネスシーンに活かすことを目的としている検定試験です。東京商工会議所が商標登録を行っている民間の検定試験。3級から1級があり、1級はとても難しくなっています。とりあえずは、2級まで取得していれば実用としては申し分ないでしょう。

カラーコーディネーターの知識は、色彩理論です。色彩の持つ感覚的イメージだけではなく、色彩を理論的かつ体系的に学ぶことによって、ビジネスシーンで使えるようにしようという資格になっています。試験に合格することによって、取得可能です。

3級はテキストに準じた試験で、100点満点中70点が合格。3級はテキストをしっかりと勉強していれば全く問題なく合格できるほどの難易度になっています。2級も合格基準は同じく100点中の70点。3級よりも出題範囲が大幅に増え、テキストの内容の応用力が問われるものとなっています。少々困難です。

1級はより専門的な知識が問われ、テキストの応用が問われる問題ばかりとなっており、難関と言われています。

カラーコーディネーターを保育士が取得するメリットとは?

職場選択の幅が広がる

カラーコーディネーターはビジネスで利用することを前提として考えている資格であるため、保育士以外のさまざまな職業への転職に役立ちます。たとえば、商品企画や開発部門です。商品を引き立たせる並べ方・証明の明るさや照明の色、誘導表示の色、パッケージの配色などなど、その分野でカラーコーディネーターの知識が役立つ場面は多々あります。

自分自身が商品企画をする際にも役立ちますが、特に役立つのは人材育成です。そういった知識を「使う」こともそうですが、「伝える」こともカラーコーディネーターの役割となっています。そのため、その知識を新人に伝えて教育する立場になることも考えられるのです。

保育士の仕事でも、新人研修の際に色彩について教えることで、保育に役立つことがあります。

認定講師として活動し、活躍の幅が広がる

職業の幅だけでなく、保育士をしながらほかの活動をするということも考えられます。カラーコーディネーター検定試験には、認定講師制度というものがあるのです。この認定講師制度というのは、検定試験合格者を対象として行われているもので、過去の指導実績・数日間の養成と認定講座を減ることによって認定されます。

人に教えるのに十分な知識と指導力を持った人材と認定されるものです。そうして、認定講師として地方自治体や企業・学校などからお声がかかることもあります。保育士という本業をしながらも、そういったところで講師活動をするのも、仕事にハリが生まれて、日々の仕事も楽しくなるのではないでしょうか。

また、人脈も広くなり、さまざまな恩恵が得られることが考えられます。

壁面制作に役立つ

保育士としては、保育室の壁面制作に役立ちます。普段は子供たちに落ち着いてほしいからと、落ち着く色彩で構築してみたり、イベントのときにはそのイベントの雰囲気に合わせて、「楽しい配色」「切なさを引き立たせる配色」などにすることができるのです。

それによって、子供たちのさまざまな感情を引き出すことができます。雰囲気づくりも保育士の大切な仕事ですから、保育士のスキルアップとして十分役に立つと言えるでしょう。

まとめ

保育士としてでも、保育士以外の職業に転職をするのでも、カラーコーディネーターの資格はとても役に立ちます。2級を持っていれば仕事にも使えますし、1級がとても難関であることからも、東京商工会議所というネームバリューからも、民間資格の中では信頼が厚い資格です。取得していると、さまざまな場所で活用できるでしょう。