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仕事をしていると辞めようと思うタイミングは多々あるはず。そういった際に気になるのは他の人がどのような理由で退職しているのかということです。

それを知って楽になり、働き続ける決意をする人もいれば、それを知って安心して退職をする人もいるでしょう。いずれにせよ、他の人がどうなのかを知ることは大切です。

保育士によくある退職理由を知り、退職理由を伝える際にはどのようにすればいいのかを考えましょう。そうすることによって、円満に退職をし、お互いにスッキリとした気持ちで退職の日を迎えることができるのです。

保育士によくある退職理由ベスト3

給料が低く、評価・昇給が望めない

最もよくある理由が、給料が低いということです。現在低いだけなら良いのですが、先輩方のことを見ていると今後も評価が上がって昇給をすることが望めないという場合、退職を固く決意する人が多くなっています。

国家資格を持って働いているのにもかかわらず、平均年収は317万円・・・割に合わないと考えるのが自然です。

どれだけ仕事が好きで、誇りを持って仕事をしていたとしても、生活が苦しければどうにもなりません。生活のためには必ずお金が必要ですし、結婚して子供を育てることを考えたときに、今の職場・仕事ではダメだと思う人が多いです。

勤務時間が長く、サービス残業が多い

給料が安いということにも繋がっているのですが、サービス残業が多くて勤務時間が長くなってしまっているということも、よくある退職理由のひとつです。

勤務時間内に子供と過ごして、子供が帰ったら日報を書き、製作準備をしてお誕生日カードにコメントを書く・・・。そういった子供と過ごす以外の仕事をしなければならず、どうしても残業が発生するのです。

休憩時間に日報を書けばいいと考える人も多いようですが、現状として休憩時間も子供の相手をしなければならないことが多く、それも難しい。残業が発生するまではまだ仕方がないこととして処理できますが、残業代がもらえないということで我慢の限界になり、退職を決意します。

人間関係のトラブル

人間関係がうまくいっていないというのも、保育士の退職理由としてはよくあることです。先輩保育士との関係・主任や園長先生との関係・同僚との関係・・・さまざまな人間関係がある中、そういった人間関係がうまくいかないと、精神的に追い詰められてしまいます。

職場での人間関係だけでも大変なのに、モンスターペアレントまで出現してくるのですから、「やってられない」と考えても仕方がないでしょう。

女性しかいない職場だと、いじめやいびりが横行していることもあります。そういった人間関係のトラブルやストレスがきっかけで、退職をする人が多いです。

どうやって退職を申し出ればいいいのか

退職理由を伝える際、正直に伝えていいものか迷うのではないでしょうか。退職を告げる際、上司から必ず退職の理由を聞かれます。

そこに正直に答えるか、答えないか。答えによっては説得されてしまい、その説得を振り切る形での退職となってしまいます。そうなると、お互いに胸中にシコリのようなものができてしまうのです。

円満に退職しようと思えば、前向きな理由のみ正直に伝えましょう。今の職場より違う職場のほうが自分自身の能力・経験を活かして働くことができる。

自分のキャリアアップを考えた際、今の職場では不十分と考えた。そういった前向きな理由であれば正直に、そのまま感じたことを伝えます。

後ろ向きな理由を前向きに変える

もしも後ろ向きな理由で退職する場合、たとえば人間関係が理由となって退職する場合ですが、愚痴にならないように気をつける必要があります。

「一緒に仕事をしていく仲間との保育の方針・意見の食い違いがあり、話し合いによって解決することが叶いませんでした。今より自分の考えに合った職場があるのではないかと思い、退職することとしました」

このように、後ろ向きな理由でも前向きにすることができます。給料や残業時間などについても、モチベーションの維持や保育の質・仕事の効率化などの観点から前向きに変えることが可能です。

自分なりに前向きな理由を考えて伝えてみましょう。これは退職をする際にも使えますし、転職をする際の面接などにも使えます。