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しっかりとした生計を立てるために、副業を考えている人も多いのではないでしょうか。保育士の安い給料だけでは生きていくのが難しい・・・その際に考えるのが副業です。

近頃はWワークとも呼ばれていますね。でも、Wワークは職場によってできる・できないがあります。

どういった職場が掛け持ちできる職場なのか、ほかの保育士はどんな仕事と掛け持ちしているのかなど、保育士のWワークで気になるであろうことを、考えてみましょう。

保育士が掛け持ちできるのはどんな職場?

私立の施設で就業規則に反しない場合

まず、公立の保育園などの正規職員は副業ができません。

地方公務員法の第38条に、つまり、地方公務員扱いになる公立の施設の正規職員として働く保育士は、ほかの仕事との掛け持ちができず、自分で起業することもできないと定められているのです。

私立には、そのような法的縛りはないのですが、就業規則で副業を禁止しているところは、副業はできません。

言わなきゃバレないでしょうと隠れてやっていたとしても、確定申告でバレてしまいます。必ず、就業規則を確認して、就業規則に反しない場合にのみ副業をするようにしましょう。

そして、副業の収入が年に20万円を超えると、確定申告が必要になるので、注意が必要です。

臨時保育士は許可さえあれば可能

正規職員の場合は副業は禁止されていますが、臨時保育士の場合は法律上可能となっています。任命権者つまり上の許可を取ることができれば、副業が可能になるのです。

臨時採用とはいっても、公務員みたいなものだから副業はダメだろうと思うかもしれませんが、そのようなことはないので、許可を取ってみましょう。

保育士がWワークをするときの注意点と求人探しのポイント

皆どこでWワークをしているのか

保育士と掛け持ちしている仕事ですが、最も多いのが飲食店との掛け持ちです。これが全体の40%程度を占めます。次に多いのが、本業以外での保育関連の仕事です。

本業でも副業でも保育というのも、決して珍しくはありません。また、子供と関わる仕事ということを活かして、塾・ホビースクールの講師をしている人も多いようです。

最近ではネットビジネスに手をつける人も多くなっています。工場や倉庫内作業・警備なども一定の割合いますが、保育士が本業という関係上か、接客業の割合が多いです。

飲食・保育・講師・接客販売などの割合が多くなっていますね。ネットビジネスは、育児などに時間をとられてしまう人がやりがちです。

副業可能か不可かは、求人票に書いてない場合も多い

副業をするには、現在働いているところだけが副業を許せばいいわけではありません。現在働いているところと、掛け持ちをする先の職場の両方が副業を許可しなければならないのです。そのため、応募する求人も副業可能としているものに限られます。

これは求人票に書いていることもあるのですが、副業可能か不可かを書いていないところも多いです。書いている場合はそれを見て判断すれば良いのですが、書いていない場合は「駄目だろうな」と決め付けず、必ず電話やメールなどで問い合わせて確認するようにしましょう。

最終、面接でたずねるというような人もいますが、面接でダメと言われてはその時間が無駄になってしまうので、応募する前に尋ねる必要があります。

体力的についていけるかどうか

保育士のWワークで何か辛いところがあるかというアンケートを某所が行ったところ、その1位は「体力面・肉体的疲労」でした。

保育士という仕事自体、体力を使う仕事で、決して楽な仕事ではありません。むしろ激務です。それなのに休日も働く・閉園・閉所後も働くとなると、とても大変になります。

寝不足になったり、時間の調整に追われたり・・・。副業を考える際は、自分の体力の限界を考慮しましょう。

自分の能力に合ったところを探そう

副業を考え、兼業先を探している人は多いかと思います。求人を見るポイントは「副業可能かどうか」というところのみ。あとは自分が優先したい項目を見れば良いのです。ただ、最後に考えるべきことは、自分の能力に合うのかどうかということ。

体力という面でもそうですが、シフト調整やプライベートの時間を確保するためのスケジュール調整など、意外と神経を使うものです。

そういったことがしっかりできる・それほどの余裕を持てる職場とWワークをするようにしなければ、体を壊してしまいます。

そうならないように、自分の能力に合っているかどうかを最後に考え、応募するようにしましょう。