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転職をしようと思い立って最初にすることは、求人探し。候補の中からある程度の数に絞り、次には選考が待っています。

選考は面接によって行われますが、まず最初に頭を抱えることになるのは履歴書でしょう。履歴書を書くというのは、案外難しいものです。

特に何枚も書いていると、自分がどうして保育士になりたいのか、志望動機などがわからなくなってしまうこともあります。履歴書を書く前に、基本的な書き方をおさらいし、志望動機や職務経歴書の書き方を頭の中に叩き込むことが大切です。

履歴書の基本的な書き方・心得

書く前に気をつけること

まず履歴書のサイズですが、市販のものはB5サイズが一般的です。

B5サイズでも良いのですが、自由書式で作成する職務経歴書はA4サイズであることが多いため、職務経歴書とサイズを合わせてみるのも良いでしょう。細かいことですが、そのほうが読みやすくなります。

履歴書のサイズをそろえる際は、インターネットでフォーマットをダウンロードして印刷しましょう。次に書く前に気をつけるべきことです。基本的なことですが、常に丁寧に書きましょう。字が汚いと、それだけでマイナス評価になることがあります。

また、(株)など略称・略語を使ってはいけません。略語はダメだとわかっていても、(株)に関しては使ってしまう人が多いようです。履歴書全体にわたって、応募先が求めている人物像のとおりに履歴書を書くようにしましょう。

忘れがちなこと

履歴書を書いていると、抜けてしまうところというのがあります。抜け漏れしやすいのは、日付です。日付は最後に記入しようと思っていて、忘れる人が多いようです。最初に記入するようにしましょう。

日付は和暦・西暦どちらでも構いませんが、履歴書全体で統一しなければなりません。提出する日付または投函する日付を記入します。

印鑑も忘れがちになるので、気をつけましょう。

履歴書・職務経歴書・志望動機のポイント

志望動機の書き方

志望動機は履歴書の中で最もよく見られるところです。

どうして自分の施設を選んだのか、前の仕事を辞めた原因・理由はこの施設で解決可能なのだろうか、施設の方針・カラーに合った働きをしてくれるのか・・・。そういった観点から志望動機を見ているところがほとんどなので、その観点から志望動機を作りましょう。

新卒の保育士の場合は「どうしてその施設なのか」「方針・カラーの理解」を示す書き方をし、中途採用の場合は「前の職場をやめた理由と、応募先でその理由を解決できる理由」などを示すと良いです。

前者は、たとえば「子供の人数に対し、必要最低限以上の人員を配置することによって、保育の質を上げるという貴園の方針に賛同し、ここなら子供の成長に寄り添っていけるのではないかと感じたからです。」などですね。
後者であれば、「前の職場では人間関係のトラブルが多く、子供達の機敏な変化を察知することができませんでした。

以前、貴園にてボランティアをさせていただいたのですが、その際の貴園の雰囲気がとてもよく、職員同士や子供との関係がとても良いように感じました。ここなら、協力し合い、良い保育ができるのではないかと思い、志望いたしました。」などが考えられます。

自己PRのポイント

自己PRは、最初にネガティブなことを書く人が多いです。「私はダメでしたが、この経験で変わることができ、今後は・・・」とネガティブからポジティブな情報へとシフトしていく方式ですね。これはあまり良い自己PRとは言えません。

何事も最初が肝心で、最初に「私はダメな人間です」と言ってしまえば、それ以降の言葉を耳に入れてもらえなくなります。自分のことをダメだと思う人間と仕事をしたいとは思わないでしょう。それが過去のことであったとしても、関係ありません。

伝えるべきなのは、どうして保育の仕事に就こうと思ったのか。自分の得意なもの、特技、自信のあることなどポジティブな情報の中から保育に役立つこと。経験者であれば、今までどんな仕事をしてきて、どんなことを学んだのかです。

職務経歴書はどうやって書くのか

職務経歴書は、これまでに学んできたこと・経験・スキルをアピールする資料。決まった書式というものはなく、自由な書式で書くことができます。

ただ、いくつか書いておくべきことがあるのです。まずはどの保育園にどの期間勤めたのか、事業内容と従業員の数・雇用形態。担当したクラスの年齢と職務内容です。

そこから、その仕事で培ったスキルについて書きます。詳しい仕事内容を書くことも大切ですが、スキルを詳しく書くことが最も大切です。

具体的に、どのようなスキルを培ったのかを書きましょう。そういったことを自分の職務経歴の分だけ書いていくのです。