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保育士の資格と経験を活かせる職業は、子供と直接関わる仕事だけではありません。子供に間接的に関わる仕事として、子ども用衣類販売の仕事があります。子供服の販売員ということで、業界はアパレル業界ということになるでしょうか。

アパレルブランドの売り場やセレクトショップの売り場などで、子ども服を買いにきたお客様の子供にぴったりと合った服を選び、販売します。

子供用衣類販売の仕事の特徴

子ども用衣類販売の仕事は、アパレル業界の仕事です。主な仕事内容は、接客と品出し・ディスプレイとなっています。商品の検品をして、お店に出せないものを省いて品出しをするのです。

売れ筋商品を前面に押し出したディスプレイをしたり、季節に合ったお店づくりをするなど、臨機応変に出す商品や、商品の出し方を考えていきます。

そうしたお店づくりをしながらも、来店してきたお客様の接客をしなければなりません。子ども服の店や売り場というのは、ほかの服屋と違って一日の入店者数が少ないです。そのため、ひとりひとりに丁寧な接客をすることがとても重要になります。

品だし・ディスプレイ・接客のほかにも、細かい仕事があります。クレームの処理や他店に移動する商品の管理と移動・商品の発注などですね。店長になると、スタッフ教育の仕事もあります。

やらなければならないことはとても多く、保育園で働く保育士と同じく、またはそれ以上に体力仕事です。

仕事の大変なところ

子供服の販売を経験した人は、どのようなところに苦労したのかという質問に対し、接客業ならではの大変さを挙げる人が多いです。お店にはいろいろな人が訪れます。

いいお客さんもいれば、嫌なお客さんもいるでしょう。お客様は偉い・神様だと思って店員に横柄な態度で、嫌なことを言ってくる人もいます。

そういった中でもしっかりと接客をしなければなりません。ただ、中には「あなたに接客してほしい」「あなただから買う」と言われることもあり、そういったところがやりがいとなっているようです。やりがいと大変さは表裏一体ですね。

ほかにも、ずっと立ちっぱなしなのが辛いという人も多いです。基本的には、フロア内を巡回して商品陳列が乱れていないかなどをチェックしたり、お客様が悩んでいないかどうかをチェックしたりします。

たち仕事ばかりで、たまにかがむこともあったりするため、身体的に大変なようです。

子供用衣類販売の待遇や求人傾向

待遇は決して良くはない

アパレル業界のショップ店員は給料が低いという話をよく耳にすることがありますが、子ども服の業界も給料は低いです。

保育園の保育士と比べて給料が低いということはありませんが、それと同等かそれより少し高い程度になります。劇的な待遇改善を期待するのであれば、不向きな職場です。

ただ、ほかのアパレル業界とは違って、自社ブランドを自費で買い取って制服として着用するようなことはありません。そこのところは良いところと言えるでしょう。

接客経験があれば採用されやすい

子ども用衣類販売の仕事は接客業であるということから、接客の経験があれば採用されやすいですね。

保育士の仕事も接客のようなものだと思うかもしれませんが、子供相手ではなくて大人相手の接客の経験が必要となります。学生時代のバイトなどでも良いので、接客経験があるかどうかを思い起こしてみましょう。

経験が無かったとしても、これから接客を覚えていけば良いので、転職する前にどこかで接客を経験しようとする必要はありません。接客経験は有利になるというだけで、必須ではありませんからね。

求人数は多い

子ども用衣類販売の求人数は、とても多いです。バイトやパート・正社員と雇用形態を選ばなければ、どの地域であったとしても見つかるでしょう。

どの求人を見てみても、給料は17万円から23万円程度となっています。高くても25万円ですね。パートの自給は1000円から1400円までが相場となっています。

とりあえずパートやバイトとして入ってみて、いずれ正社員になるというのも考えておくと良いでしょう。