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保育士として就職してから3年、早かったような長かったような、そんな気がしている人も多いでしょう。3年というのは、中学校・高等学校に入学してから卒業するまでの時間です。20歳を過ぎると3年くらいは短いものだと思うことが多いですが、実は長い時間。

3年経つと仕事にも慣れてきて、もはや新人保育士とは言えません。ベテランとも言えないので、中堅ですね。

新人とベテラン、短い時間と長い時間の狭間にいるのが3年目・4年目あたりの保育士です。そんな3年目・4年目の保育士たちの悩みについて、ズームインしてみましょう。

3年目の保育士の悩みとは?

新しい仕事が増えて不安

3年目になると、新人と中堅の間といったような立ち居地になってきます。仕事には慣れてきたところでしょうから、上はそのことを良いことに、さまざまな用事を頼むようになるのです。

新人教育なども、そろそろ任され始めます。やることが急激に増え、新しい仕事をすることもあるでしょう。

慣れている仕事にプラスして慣れない仕事をすることに対して、不安を抱えている人が多いです。仕事をしているうちは、不安を感じません。感じている暇が無いのです。

家に帰り、ふとお風呂に入る・ご飯を食べていると、先のことを考えてしまう。「明日どうなるだろう、明後日どうなるだろう」と考え、新しい仕事のことを考えて憂鬱になってしまうのです。

特に新人教育ともなると、保育とはまた違った大変さがあります。教育というのはとても難しく、思うようにいかないこともあるでしょう。3年前、自分がいやだなあと思っていた先輩のような嫌な教育をしてしまうこともあります。

そうして悩みの種が、どんどん生まれていくのです。

保育業務以外に時間を取られる

様々な仕事や雑用などの用事を任されるようになるため、保育の仕事以外に時間をとられがちになってしまいます。誰かの代わりに仕事を引き受けるようなことも多くなり、時間外労働も増えてくるのです。そうすると、時間的な悩みも発生します。

あの仕事を引き受けているだけの時間があれば、これも出来たのになあと考えるようになり、募るフラストレーション。仕事が終わった上がらず、むしろ下がってしまうテンション。めくるめくネガティブ思考の連鎖に、精神を病んでしまう人も、3年目あたりから出てきます。

我慢の限界・・・!

3年目になると、1年目から我慢していたことが臨界点に達することがあります。

1年目から給料に不満があったけど、3年目になってもあまり変わらないし、そろそろ転職しても大丈夫そうだから転職しようと考えだしたり、2年目あたりから人間関係が辛かったけど、もう限界・・・など。

さまざまな悩みや不安・不満が爆発してしまうのも、3年目あたりです。

4年目の保育士の悩みとは?

私の年収低すぎ?

4年目はもう中堅と呼べます。中堅ともなると、自分の給料がその経験と実力に見合っているかどうかを考えるようになります。

1年目の頃の給料と今の給料を比べてみて、割に合わないということに気づくのが4年目にありがちなことです。年収が低すぎるという、保育士によくある悩みですね。

上からも下からも頼りにされる

4年目の保育士は、中堅どころであるため、板ばさみになります。

中堅になったら年下に仕事を任せられる・年下より優位に立てると思うかもしれませんが、そうでもありません。むしろベテランから仕事を振られて、経験年数が下の後輩からは大いに頼りにされ、板ばさみになるのです。

後輩と先輩の間で板ばさみ、中間管理職とはこういうものなのかと察するほどに、気苦労が絶えません。

人間関係においても、先輩を立てれば後輩が落ち込み、後輩を立てれば先輩が立たず・・・。どちらの意見を尊重すればいいのか、どちらの意見に頷けばいいのかわからなくなることもあります。

本当は辞めたいけど・・・

4年も同じ施設に勤めていると、辞めたいと思っていても辞められなくなってしまうことがあります。3年だと「辞めてやる!」という勢いのままに転職をする保育士が多いです。

しかし、4年となると「4年も頑張ったんだから・・・」と、そのままその職場にいてしまう人が多い傾向があります。

自分の頑張りは認めたいところですが、中途半端な気持ちで職場にいるよりも、転職をしたほうが良いでしょう。