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保育士のスキルアップとして、手軽に活用できるのが、小児救急救護法(小児MFA)です。ちなみにMFAは小児メディック・ファースト・エイドの略になります。
これは、心肺蘇生法(CPR)や自動体外式除細動(AED)の使い方などといったことを学ぶものです。世界中で認知されている応急手当のスタンダードを学ぶことができるといったところですね。
そんな小児MFAは、保育士にとって大いに役立ちます。
小児救急救護法(小児MFA)の資格概要と取得方法について
小児MFAは、資格というよりも講習プログラム・訓練プログラムです。アメリカで1976年に創設された、応急救護手当の訓練をするためのプログラムになっています。
日本では、1988念に設立されたMFA JAPANが行っているものです。このMFAの中にある「チャイルドケアプラス」コースが、小児MFAになります。
新生児から小児までの手当てを中心としてはいますが、大人の手当てまでを含めたプログラムになっているので、保育士以外にも様々な人が受講するようです。7時間から8時間のプログラムを1日受講するだけで、その証明書が授与されます。
取得するハードルが低いこともあり、保育に携わる人間としてはぜひ取っておきたい資格でしょう。もはや必須とも言えるかもしれませんね。
小児救急救護法(小児MFA)の資格は保育士の仕事にどのように役立つのか
普段の保育で、もしものときに
小児MFAは、今世界中で認知されている、グローバルスタンダードな応急手当について学ぶプログラムです。
その受講をして、証明を受けたということは応急手当をすることが出来る人材とみなされます。定期的に思い出し訓練をしなければ忘れてしまうかもしれませんが、この資格を持っていて、しっかりと訓練をしていると、いざというときに役立つのです。
AEDなどのシステムは、いまやどこに行っても見かけるものですが、それが満足に扱える人間というのは、意外と少ないもの。AEDを正しく使い、正しい応急手当をすることができる保育士は貴重です。保育園でも何が起こるかわかりません。突如として子供が倒れることもあるでしょう。
そういった非常事態に、応急処置ができるか・できないかで子供の生死が左右されます。いざというとき、命を救うのは、あなたかもしれません。
自分自身が活躍することももちろんですが、同じ職場で働いている職員たちに応急手当の仕方について教えることもできるでしょう。
AEDの使い方や、正しい心肺蘇生のやりかたなどを教え、定期的に講習や訓練を開くことも考えられます。自らが筆頭となって、施設の安全をつくっていくのです。
病児施設での勤務に
一般の保育園でももちろんですが、病児施設など病気の子供を扱う場所においては、より役立ちます。病気の子供を扱っている施設では、いつ何が起こるか、本当にわかりません。
看病をしていたら突然容態が急変することも、無いとは言い切れないのです。もうすでに病気ですから、そこから他の症状に発展することも考えられます。
実践的な応急処置ができる人材がいると、とても心強いのです。
大人に対しても役に立つ
このプログラムは、新生児から小児に対する手当てが中心となっているものですが、成人つまり大人の手当てまでも7時間から8時間の中に含まれています。
そのため、乳幼児や小児といった子供以外にも、たとえば一緒に働いている保育士や出入りする保護者に何かがあったときにも、この知識と技術を使うことができるのです。
まとめ
いざというとき、冷静に正しい判断をするということは、意外と難しいことです。
そこで焦ったりあわてないようにするために、小児MFAのプログラムではよりリアルな状況での講習が行われています。成人に対するAEDの使い方・心肺蘇生法と、子供に対するそれらの方法は違う。そのことを知らない人が多いです。
知らずに、間違った方法で行ってしまい、余計に事態を悪化させないようにするためにも、保育士は小児MFAを取得しておくことをおすすめします。