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徳島県は自治体を中心として子育て事業が推進されていて、保育施設の増設・保育士の増員などを積極的に行っています。駅周辺に保育施設が集中しているため、電車通勤が基本となっていますが、バイク通勤・車通勤が出来るというところも多いです。これは郊外から人を集めるためでしょう。

徳島県の保育施設では、給料より福利厚生を重視する傾向があります。

徳島県の保育士の状況

徳島県の保育士の平均年収は279.3万円、平均月収は19.9万円、年間賞与は39.5万円、労働時間は179時間となっています。全国の保育士の平均では、年収が316.7万円、月収が21.6万円、年間賞与が57.3万円、労働時間は168時間です。

つまり徳島県では、保育士の労働時間が長い割りには給料が低く、さらに年間賞与も低いということになります。給料より福利厚生を重視する傾向があると述べた通りで、転職をして給料を高くすることは非常に困難です。

転職をするのであれば、今よりも休みが多い・残業が少ない・手当が出るなどといった面での待遇改善を考えたほうが良いでしょう。

正職員の求人傾向

□残業が少ないところがいい
給料が低いなら、労働時間も短くあるべきだというのが一般的な考え方でしょう。労働時間が長くなければ、給料が多少低くとも我慢ができるというものです。徳島県では正職員でも残業が少ないという施設の求人が数件見られます。保育士の増員を図って待遇改善を考える際、最も目に見えて改善しやすいのが労働時間ですから、残業が少ないことを推す求人が多いのは自然です。

徳島市・板野郡に多数の求人が見られます。施設形態は認定こども園が多いですが、その次に児童発達支援管理責任者として保育士資格を持っている人を募集するところも多いです。

休暇が充実しているところがいい

有給休暇がしっかりと取得できて、夏季休暇や年末年始休暇などの毎年の長期休暇があり、願わくば育児休暇や産休などがあればありがたい。徳島県では各休暇制度があることを売りにしている保育施設の求人が多数見られます。

売りにする休暇制度は施設ごとに異なりますが、多くは「年末年始休暇とお盆休暇(夏季休暇)がある」ことを売りにしています。中には育児休暇に産前産後休暇が取得できるというところもありますが、数は比較的少ないです。

徳島市・板野町・鳴門市に、休暇が充実しているところが多い傾向があります。施設形態は認可保育園・認定こども園が多いのですが、中には児童通所施設などといった比較的珍しい施設の求人も出るようです。

各種手当が支給されるところがいい

株式会社が運営する各種保育施設・社会福祉法人の運営する認定こども園などでは、各種手当を支給する施設があります。数はとても少ないですが、徳島市や鳴門市に求人が出回ることが多いです。支給されやすいのは、通勤手当と住宅手当。中には時間外手当や扶養手当が支給されるというところもあります。

非正規雇用の時給相場と求人傾向

パート

徳島県におけるパート保育士の時給相場は、900円です。徳島市内・鳴門市など地域に関わらず、相場は同じ金額となっています。1,000円を超えれば高時給と言えるのですが、徳島市役所の保育士求人では1,200円を超える場合があるようです。それ以外で1,200円以上の時給を設定する求人はほとんどなく、1,100円以上ですらほぼ皆無と言っても過言ではありません。

パートはどんな施設でも募集があります。徳島駅周辺には、短時間勤務が可能だという施設の求人が多いです。短時間と言っても2~3時間というのはほとんどなく、大抵が4~5時間となっています。幼稚園教諭と保育士の資格両方持っていると、短時間勤務可能という求人での選択肢が増えるので、持っている人は活用しましょう。

契約社員

徳島県における派遣の契約社員求人の時給相場は、15万円程度です。正職員と比べると低いですが、パートよりも安定的に稼ぐことができます。求人は徳島市内に集中せず各地に程よく散らばっており、郊外でも多数の求人が出されます。具体的には吉野川市・小松島市・北島町・藍住町・石井町などです。

企業内保育所や認定こども園・乳幼児向けの施設で募集が多い傾向があります。契約社員で働く際は、それらの施設で働くことを考えておかなくてはならないでしょう。

派遣社員

徳島県では派遣社員の保育士募集がほとんどありませんが、時給は1,000円以上1,200円以下であることが多いです。気象求人ではありますが、高時給を狙う人にはおすすめします。派遣求人は佐賀市よりも、板野郡や藍住町などといった郊外で出されることが多いので、車通勤またはバイク通勤を考えなければなりません。

復職希望者の転職活動のポイント

徳島県の事業を利用しよう

徳島県では保育士の増員を積極的に行っていると述べましたが、その取り組みのひとつが、潜在保育士向けの事業です。平成27年度に開始された、潜在保育士職場実践訓練事業がそのひとつ。この事業は潜在保育士を保育現場へ就職させることを目的としたものです。

具体的には何を行っているのかというと、潜在保育士のマッチングです。保育士・保育所支援センターに求人・求職登録をした保育施設および潜在保育士の中から、同センターがマッチングを行って勇気雇用契約という形で雇い入れます。認可保育所は雇用期間中に県からの委託を受けて、研修を行うというものです。

事業が今後も続くかどうかは定かではありませんが、こういった潜在保育士向けの支援は何らかの形で行われていくでしょう。現時点で利用可能なものがあれば、積極的に利用してみてください。

ブランクありOKの求人傾向

ブランクがあっても良いという施設は、正職員なら事業所内保育園または認定こども園であることが多いです。事業所内保育園は認可保育園と違って、イベントが無ければカリキュラムもありません。その事業所の中にある一室で子供を預り、遊ばせておき、見守ることが仕事です。ブランクがあっても問題なくこなすことのできる仕事だと判断し、ブランクなど関係なく募集していることが多いのでしょう。

認定こども園はそもそも認可保育園と業務内容が異なりますから、認可保育園の経験が無ければどの道再教育されます。それらの求人は徳島市や板野郡に多いので、探してみましょう。パートであればどこでも、どんな施設でも求人が見つかります。

求人数が比較的多いので、ブランクがあっても求人探しには苦労しないでしょう。

まとめ

徳島県は給料の改善がしにくいですが、それ以外の条件であればたいてい叶えることができます。休暇制度が充実しているところ、残業が少ないところ、手当が支給されるところ……。各人希望条件を設定し、それを第一に考えて求人探しをすればスムーズに転職できるのではないでしょうか。潜在保育士にとっても、転職しやすい状況です。