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保育士として転職をしようと考えている人にとって、気になるのは「果たして辞めていいのかどうか」ということではないでしょうか。

たとえば勤続年数が3年未満で辞めるのは一般的には良くないとされ、転職のハードルも高くなると考えられます。

しかし、保育士の離職率などを見てみなければ、保育士にとって転職のハードルがどのくらいなのかはわかりません。

そこで、保育士という仕事をしている人の離職率と平均勤続年数のデータについて、保育士等確保対策検討会や厚生労働省の統計データを元にして考えてみましょう。

保育士の離職率はどれくらい?

保育士の離職率は平均勤続年数など、就業状況について調査している資料があります。

保育士等確保対策検討会というところの平成26年度版の資料によると、離職率は全体で10.3%となっているようです。総数の1割程度が離職するということになります。

このデータによると、総数317,146人中の32,823名が離職しているようです。

保育所には私営のものと公営のものがありますが、公営の離職率が7.1%、私営の離職率が12.0%となっており、私営のほうが離職率が高くなっています。

また、2年未満で離職してしまうという人が14.9%となっており、そのうち私営は17.9%、公営は10.1%です。

次に2年から4年未満、4年から6年未満、6年から8年未満と割合が下がっていきますが、8年未満で離職する人がとても多いのです。

転職・再就職する人はどのくらい?

保育士等確保対策検討会による出入状況のデータをみると、転職・再就職の現状が見えてきます。

保育施設卒業者の約半数程度(2.2万人)が保育所に就職をしているそうなのですが、実際に保育所に就職する人の数は4.9万人だったそうです。これはハローワークなどのデータが含まれています。

約2.7万人が転職・再就職をしているということになります。

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保育士の平均勤続年数はどれくらい?

保育士の平均勤続年数についてですが、男女を合計すると7.6年となっています。男は6.3年、女は7.7年です。

この資料においての平均勤続年数は、特定の保育所での勤続年数ではなく、保育士としての勤続年数になっています。そのため、これだけでは離職するのが早いのかどうかはわかりません。

厚生労働省のデータでも、保育士としての勤続年数のデータがありました。

これは厚生労働省によって、平成25年に行われた、『保育士資格を有しながら、保育士としての就職を希望しない求職者に対する意識調査』が出典元となっています。

最も多いのは、5年以上10年未満。

次に、3年以上5年未満・1年以上3年未満と、勤続年数が短い人が多いです。その次に多いのは、10年以上20年未満という人たちになっています。5年以上10年未満は、30.7%でした。1年未満という人も10.0%います。

離職率・平均勤続年数のデータから見えてくるもの

早くに転職をする人が多いが、保育士としての仕事は続ける傾向に

先述した統計データから、早くに転職する人が多いことがわかります。

2年未満または4年未満で離職をする人がとても多いですが、保育士としての勤続年数は平均でも7.6年です。

早期離職をした人の多くが、また保育士として別の保育所に転職をしていることがわかります。

実際、新卒者の就職人数よりも転職サイトやハローワークなどを使って転職した人の人数の方が多いです。

待遇改善を求める人が多い

同じ業種内で転職をするということは、職場に何かしらの問題があるということです。

保育士という仕事は好きだが、その職場では続けられない理由があると考えられます。つまりは待遇改善を求める声が大きいということです。

平均賃金のデータを見てみても、決まって支給される手取り額が年間で216万1千円です。資格を取得して働いているにもかかわらず、とても低賃金です。

実際に働いている保育士さんの声を聞くと、「収入」に悩みを持っている人が多いのが現状です。

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離職率や平均勤続年数のデータを見てみた結果、早期離職をする人が多いが保育士としての仕事を続ける人が多いということがわかりました。

そこから、待遇の悪さ・職場環境の悪さなども見えてきます。待遇が悪いけど、保育士の仕事を続けたい・続けなければならないという人が多い中、保育士の仕事を早めに諦めてしまう人もいるでしょう。

ただ、ポジティブな見方をすれば、『保育士は転職がしやすい』と言えます。

離職率が高い割には、しっかりと保育士として別の職場に転職ができています。

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