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保育士が働いている保育園というのは、とても狭い社会です。狭い社会の中では、さまざまな人間関係が繰り広げられます。

狭い箱の中に入れられた保育士。その人間関係の実態は、現在保育士をしているという人でも、これから保育士として働くと言う人でも気になることでしょう。

人間関係に悩む人は、同じような人間関係・環境におかれている人がいるということで安心感を得ることができます。

これからという人は、これからどんな人間関係が待っているのか、ある程度の覚悟をすることができるのです。知っておいて、損はありません。

保育士同士の人間関係が悪い職場の実態

小さな女性社会だからこそ人間関係

保育士は、とても小さな女性社会です。保育士がいつも笑顔なのは、仕事が楽しいから・仕事が充実しているからということだけではありません。保護者や上司・先輩がいつ見ているかわからないという、視線への恐怖から来る保身の笑顔ということもあるのです。

小さな女性社会では、異性の目が無い分、陰湿な人間関係が繰り広げられることがあります。ちょっとした仕事のほころびから、陰口の対象になったり、いじめの対象になったりしてしまうのです。

小さな失敗でも「あいつこんな言い方してたー、ありえなくない?」と周りに触れ回る。そして、園長に涙を見せながら報告されるのです。

もちろん、涙は嘘。泣けば良いと思っていて、園長は男性であることも多く、女性社会におかれた男性は女性の涙に恐怖します。それには脅しのような意味合いが込められており、有無を言わさないのです。そうして、孤立してしまう。

誰かを孤立させようという策略。孤立したくないから周りに合わせるという保身。その二つが、保育士の職場にはありがちなのです。

新人が入ったらマシになる?

新人や後輩が入ったら、少しは人間関係がマシになるのではないかと考える人も多いでしょう。

しかし、上は自分の地位と名誉を守るために下の人間を陥れます。地位や名誉なんて、とっくに失われているようなものであったとしても、それを守るのです。滑稽かもしれませんが、それが現実であり、実態。

そのためなら新人や後輩もいじめるものです。新人や後輩はいじめやいびりの対象になりやすく、新人教育をすることもあります。

人間関係が改善されることはありません。新人も仕事を覚えてきたら、今度は自分が保身に回り、相手を落としいれ・嫌がらせをする立場になるのです。

虐待を受けた子供が親になり、子供に虐待をしてしまうのと同じ原理が、保育園で起きています。

連鎖は続くよ、どこまでも

虐待を受けた子供による虐待の連鎖のように、保育士の世界における負の連鎖は、止まることを知りません。気に入らない保育士がいたならば、それを見つけていびり倒す。

いびられた側に後輩ができて、気に入らない保育士がいたならば、自分がされたのと同じことを相手にもしてしまう。それが、無限ループしていきます。

保育士のストレスの実態! ストレス経験率100%の職業

保育士の3割がうつ病経験あり?

先述したような人間関係の陰湿さなどがあり、保育士はうつ病になりやすい職業となっています。とある企業が保育士100名にアンケートを行いました。

保育士の精神的ストレスに関するアンケートです。このアンケートでは、「常に精神的ストレスを感じる」と解答した人が半数になっています。「全くストレスを感じない」という人は4%しかいません。

ストレスの大小関わらず、96%の保育士が精神的ストレスを感じていることになります。ストレスによって何か支障が出たという人も、90%以上です。生理不順になったり、夜寝る前に無意識に涙が出たり、酒やタバコの量が増えたり・・・。その極め付けがうつ病です。

うつ病も、100人中30人程度の人が経験ありとしています。

保育士はどうやってストレスを軽減すればいいのか

人間関係によって常にストレスを抱えている保育士、うまくストレスを軽減している人はどうしているのでしょうか?

それは、仕事と割り切って人付き合いをすることです。仕事だから何を言われても平気・仕事でしか付き合いが無い人たちだから、何を言ってもいい。そういう風に考えることによって、少しでも気分を楽にしています。

そうして休日には友達に会って癒されたり、ストレスを発散したりするのです。そういった方法でストレスを軽減するのでも良いですし、自分に合ったストレス軽減・発散方法を見つけて、それを実戦してみると良いでしょう。